乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3690 川湯温泉(2022.7.11)

この日の宿泊先は川湯温泉。宿は駅から歩いて行ける立地なので、駅に着きさえすればあとは気楽なものです。

川湯温泉には16:52着。釧路行きを見送り、構内踏切を渡り、駅舎内外をゆったり見物しました。駅には喫茶スペース「オーチャードグラス」があり、「Peachひがし北海道フリーパス」の特典でコーヒー半額とのことでしたが、こちらの営業時間は残念ながら16時まで。店員さんがまだいたので、店内を少し見させてもらったのが特典代わりになりました。

川湯温泉駅構内。左奥に見える山は「アトサヌプリ」(硫黄山)。
釧路行き普通列車川湯温泉16:52発)
オーチャードグラス。営業日は10~16時にオープン。鉄道利用者に合わせた営業時間にはなっていないようで...
駅舎内。横綱大鵬(当地出身)の往年の写真も。
川湯温泉駅のあゆみ」など

ログハウス風の駅舎はなかなか趣があり、古さを感じないのがポイント。1936年に改築され、この姿になったと聞くと俄かには信じ難いものがあります。先見性があったということでしょう。

川湯温泉駅外観

駅には足湯もあり、夏季(5月~10月)は22時まで利用可。夜もOKとわかったため、宿での温泉浴や夕食などの後、散歩がてら来ることにしました。

川湯温泉駅「あし湯」

足湯の温度は高め。長くは浸かれない感じでした。

「あし湯」内部の様子(19時半頃)

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#3688+3689 知床斜里&清里町(2022.7.11)

釧網本線の列車に乗るのも1990年8月以来。当時はひたすら釧路をめざしていましたが、途中の弟子屈(現在の摩周)で停車時間があったので一旦下車しました。ただ、降り乗りした駅はその程度。今回は目的地に着く前に降り乗り可能な駅が二つあり、短時間ながら駅舎などを撮ることができました。

その二つは、知床斜里(15:54着-57発)と清里町(16:10着-17発)。桂台ではうまく撮れなかった「ルパン三世ラッピングトレイン」も停車中ならバッチリです。清里町では、行き違いの列車が来るまで車両の撮影に専念することにしました。

知床斜里駅外観
釧路行き普通列車知床斜里15:57発)
知床斜里駅ホーム
釧路行き普通列車清里町16:10着)
清里町駅外観


2006年7月、環境関係の仕事で羅臼、知床岬を訪ねた際、知床斜里駅に立ち寄りました。この時はクルマに同乗させてもらっていたので駅の利用はなかったのですが、記念に一枚撮影。駅舎の印象、随分と変わったものだと思います。

知床斜里駅外観(2006年7月7日撮影)

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#3687 桂台(2022.7.11)

世間が落ち着いているうちに長めの旅をと考え、北海道を訪ねることにしました。5月のうちに立てた旅程に沿って7/10~15の5泊6日で敢行。「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」(12,000円)が使えればまた違ったプランニングになったかも知れませんが、もともと予定していた「Peachひがし北海道フリーパス」(16,380円)を買い、無事周遊することができました。

Peach利用者が購入できるパスにつき、往路は成田→女満別で北海道入り。7/10はJRは使わず、空港連絡バスで北見に向かい、北見駅で7/11~15に有効なフリーパスを購入しました。その日は北見市内を少しばかり観光。道東エリアを中心とした旅は、7/11からスタートとなります。

北見から列車に乗るのは1990年8月以来。当時は旭川から「ペパーミントエクスプレス」に乗り、北見で特急「オホーツク」に乗り換えて網走へといった行程でした。今回も「オホーツク」に乗る機会はなくはありませんでしたが、11:28発と遅め。10:20発の普通列車で網走に行き、市内を観光してから釧網本線で宿泊先をめざすことにしました。ちなみに特急だと網走12:17着、普通列車は11:23着。所要時間が大して変わらないというのもポイントでした。

網走駅での降り乗りも1990年以来。当時は駅周りを散策した程度だったので、市の中心地などを巡るのは今回が初めてです。釧路方面の列車が15時台までないということで、その時間までが網走での滞在時間。路線バス「観光施設めぐり」でひと回りしてくるという選択肢もありましたが、道の駅「流氷街道網走」まで歩き、そこでゆっくりするのを基本に、港周りを観光して過ごしました。

道の駅がある一帯は、網走市役所をはじめとする公的機関・施設が集まる中心地。当地に最も近い鉄道駅は網走ではなく、釧網本線の次の駅というのを何となく把握していたため、そこに向かうことにしました。長い上り坂の途中にあることは観光案内所などで聞いていたため、それなりの覚悟はしていましたが、意外とあっさり到着。桂台です。

桂台駅。坂道の途中に入口があります。

市役所からは400mほど。道道490号の歩道に面した立地でした。釧路行きは15:13発でしたが、余裕を持たせて移動していたので駅で過ごせる時間は25分以上。雨が降り始めたため早めに駅へというのもありました。幸い駅に着いた時点で雨は小降りに。待合室で待機することもできましたが、木製ホームの趣がなかなかよく、ホーム上でゆったり待つことにしました。

桂台駅ホーム。釧路方面はこんな感じで、市の中心地近くにある駅とは思えない秘境感があります。
桂台駅駅名標営業キロは網走までが1.4km、鱒浦は4.8km。
桂台駅構内階段。雨風雪が入らない構造になっていて、そのデザインも独特。ホームは入口、待合室より低い位置にあります。

現われたのは「ルパン三世ラッピングトレイン」。運用予定を事前に調べていなかったので、驚きでした。

釧路行き普通列車(桂台15:13着)。「ルパン三世ラッピングトレイン」でした。

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#3686 佐野のわたし(2022.6.13)

JRE POINT特典チケット 新幹線YEARスペシャル」の第2弾は6/1~14。6/4に上野→小山で利用したのに続き、6/13は大宮~高崎の往復で使うことにし、富岡製糸場などの小旅行に出かけました。

新幹線は往路が「あさま601号」、復路が「とき336号」。高崎には朝早めに着きましたが、上信電鉄のスタートは9:55発の上州富岡行きでした。主な目的地が決まっているので、きっぷは「富岡製糸場見学往復割引乗車券」。単に高崎~上州富岡を往復する分だけでなく、往路、復路とも途中下車が1回できるのがポイントです。ちょっとしたおまけと言えるでしょう。

そのおまけに乗じて、降りることにしたのが佐野のわたし駅。2014年12月開業なのですでに7年半が経ってしまいましたが、上信電鉄の駅では最新です。北陸新幹線の下り列車で進行方向左側の席をとった折には、高崎駅が近づく度に見下ろしてその位置などをチェックしていたのが当駅。気になっていた駅なので、ぜひとなった訳です。

上州富岡行き普通列車車内(佐野のわたし到着1分前)

佐野のわたし到着は10:00。次は10:21発の下仁田行きに乗るので、滞在時間は20分ほどです。新幹線車窓からの下見で駅周りの概況などは承知していましたが、実際に訪ねてみるとやはりその通り。ただし、駅そのものはコンパクトながらも注目ポイントがある上、新幹線の高架を背景にできるなどの構図の楽しみも・・・訪ね甲斐のある駅だと思うのでした。

上州富岡行きは「絵てがみ列車」でした。佐野のわたし駅を出ると烏川橋梁を渡ります。
時刻表・運賃表など。出入口には「入場門」が設けられ、その上部には「わたし船のデザイン」のオブジェがあるのが特徴です。
佐野のわたし駅外観
駅前の様子。ロータリーもあります。新幹線ビューが楽しめるのも当駅のポイント。

近くを流れる烏川へは、駅の出入口から200m余り歩くとアクセスできます。川に架かる佐野橋は、歩道部分が木造なのが特徴。かつては渡し舟があったそうなので、駅名はそれが由来だとか。現状に合わせた駅名にするなら佐野橋でもよかった気もしますが、「わたし」の方が趣があり、探訪する気分も駆り立てられるというものです。ネーミングの点でも名駅と言えそうです。

下仁田行き普通列車(佐野のわたし10:21発)



こちらは新幹線車窓から見た佐野のわたし駅など。烏川に架かる左側の橋が佐野橋。(2020.11.20「はくたか551号」乗車中に撮影)

この日は往路こそ新たな降り乗りができましたが、復路の方は途中下車する余力はなく、上州富岡→高崎を乗り通して終了。東富岡~根小屋の10駅はいずれも未乗降なので、どこで下車してもよさそうなものでしたが、上信線の本数、帰りの新幹線の時間を考えるとこれがなかなか... 行けなかった駅については「ぐんまワンデーパス」などでまた、と思います。

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#3685 板倉東洋大前(2022.6.4)

柳生から一つ戻り板倉東洋大前へ。今のところ東武日光線の駅では開業年が最も新しく、かねてから早く訪ねようと思いつつも気が付けば25年が経っていたという曰くつきの駅です。今回、一駅降りるごとに県が変わる区間(藤岡~柳生)を探訪する中でようやくの来駅となりました。

かつては、快速列車も停まった板倉東洋大前。速達列車で颯爽と訪ねるつもりが、それが叶わなくなり、つい後回しになっていたというのもあります。満を持して訪れたからにはそれなりの時間を過ごしたいもの。15:18着の後、再び栗橋方面に向かうには早いところで15:28発がありましたが、滞在10分ではあまりに短いのでその次の15:57発にしました。一つの駅で40分ほどを過ごすというのは普段の降り乗り旅ではまずありません。珍しくゆとりある過ごし方ができました。

板倉東洋大前駅駅名標にある通り、所在地は群馬県板倉町。同町にある唯一の駅で、1997年の当駅開業で藤岡(栃木)、板倉東洋大前(群馬)、柳生(埼玉)の「3駅3県」区間が誕生しました。
15:28発の南栗橋行き普通列車。これに乗って帰るプランもありましたが、せっかくなので次の列車にしました。

ホームは2面4線。コンコースも広く、東西を結ぶ自由通路も広々としています。駅舎ももちろん立派なもので、西口外観については何枚も構図を変えて撮るなどしました。

板倉東洋大前駅外観。請願駅とは思えない見事な橋上駅舎。
自由通路中央部(改札前)。上り方面の線路を軸に駅南側の眺望を楽しめます。窓の装飾も注目ポイント。

あとは駅前のスーパーで買い物など。そうこうしているうちに発車時刻が近づき、東口方面については自由通路から見下ろすのみに。散策する時間はありませんでした。

板倉東洋大前駅改札内コンコース。奥は下り方面(北側)。
板倉東洋大前駅ホーム。2面4線で広め。15:55、3番線を東武日光行きの「けごん33号」が通過して行きました。
南栗橋行き普通列車板倉東洋大前15:57発)

帰りは栗橋まで出て、JRに乗り換え。16:09着-21発でまずまずの乗り継ぎができたものの、新白岡と白岡の間で下りの「カシオペア紀行」とすれ違った際に踏切安全確認による緊急停車(+送電支障)に見舞われ、見事に遅延。大宮着16:53のところ、5分余り遅れての到着となりました。

団体専用列車「カシオペア紀行」とのすれ違い(緊急停車後、最後尾から撮影)。奥に見える高架の道路は東北自動車道

カシオペアを見送ることができたのはいいとして、駅間での停車はやはり避けたいところ。車内の照明なども落ち一時はどうなるかと思いましたが、早くに運転再開となったのは踏切での一件が比較的軽かったためでしょう。いずれにしろ、撮影時のマナー等には注意してほしいものだと思います。

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#3684 柳生(2022.6.4)

藤岡の先、順に降り乗りをするのであれば板倉東洋大前、柳生になりますが、柳生にちょっとしたスポットがあり、そこの見物を優先することにしたため、順序を変更。14:30に柳生に着き、現地での過ごし方に応じて乗る列車を決めることにしました。いつもは列車の時間に合わせて、あわただしく過ごすことが多いので、少々異例。時間配分はさておき、とりあえずお目当てのスポットに向かいました。

南栗橋行き普通列車(柳生14:31発)。この後は14:55発、15:31発。
柳生駅時刻表。上りの15時台は一本限り。

柳生駅の所在地は埼玉県加須市。埼玉県内なので、11/14に使える「埼玉県民の日フリー乗車券」で訪ねることもできます。フリー乗車券を使う機会がある度、ずっと行程を画策していたのが当駅。結局のところ埼玉県内にある東武の未乗降駅で最後に残ってしまった次第で、今回ようやくとなりました。

柳生駅外観

柳生から東に500m行くと、埼玉、群馬、栃木の三県を分かつ「三県境界」があるスポットに出ます。県境などが三つ以上交わる箇所は全国に少なからずありますが、平地にあってしかも徒歩でアクセスできるのは当地のみとのこと。県境は水路に沿っていて、その交差部に標識があります。それをとにかく見学、撮影するのがメインテーマ。現地では10分余り過ごし、駅に戻りました。

三県境。埼玉県加須市群馬県板倉町、栃木県栃木市を三歩で廻れます。

上り列車で帰ろうとすると次は15:31発。さすがに持て余してしまうので、15:15発の東武日光行きで一つ戻って板倉東洋大前に行くことにしました。

東武日光行き普通列車(柳生15:15発)

フリーきっぷを使っている際は行って戻ってというのはごく当たり前ですが、そうでない時は気を付けたいもの。藤岡→板倉東洋大前→柳生の順であれば、IC運賃で147円+147円でしたが、藤岡→柳生→板倉東洋大前としたことで、168円+147円に。より長く列車に乗る、車窓を楽しむという点ではそれもアリだろうと思うのでした。

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#3683 藤岡(2022.6.4)

栃木市コミュニティバスの藤岡線を使い、岩舟駅から東武日光線の駅へ。向かったのは藤岡でした。駅前に着いたのは14:04で、まずまずのタイミング。仮に思川~栃木~藤岡と鉄道のみで移動した場合は、栃木での20分ほどの待ち時間もあって藤岡着は13:53でした。この場合の運賃はIC利用で503円。岩舟経由のJR+バスの運賃は242+200円なので、結果的に安く上がりました。

藤岡駅外観
藤岡駅前停留所を発車する栃木市コミュニティバス「ふれあいバス」。藤岡線のバスはこの後さらに南に進み、休日は渡良瀬遊水地方面へ(終点は谷中湖)。平日の終点は「道の駅かぞわたらせ」です。

駅前にこれといったものがなかったこともあり、駅舎の外観、内部などをゆっくり見物、撮影。乗る予定の列車は14:24発なので、まだまだ余裕がありましたが、早めに入場することにしたところ、折よく通過列車が・・・何と「デラックスロマンスカー(DRC)カラー」のスペーシアでした。

「デラックスロマンスカーカラー」スペーシアが通過。特急「けごん34号」でした。

懐かしの1720系のカラーリングをしっかり見送り、続いてはホームでの撮影タイム。ここ藤岡駅の所在地は栃木県栃木市で、その表記がわかる角度で駅名標などを撮ることに専念しました。

東武日光行き普通列車(藤岡14:23発)
南栗橋行き普通列車(藤岡14:24発)も入線。これに乗って南へ。

南隣の板倉東洋大前群馬県板倉町、そしてその先は...というのが今回のテーマ。下車する順番はその時の気分任せでした。

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#3682 岩舟(2022.6.4)

思川から先、東武日光線の駅に向かうのであれば隣の栃木で乗り換えるのが早道ですが、せっかくの両毛線なので未乗降駅*1を経由するプランにしました。岩舟まで行き、そこからまたコミュニティバスを使って目的地をめざすというものです。

岩舟には13:22の到着。バスは13:41発なので20分ほどあります。ホームや駅舎を堪能し、駅の北側にある岩船山で採れる石に関する展示施設「岩舟石の資料館」を訪ね、資料館のパネルに載っていた岩舟駅にも岩舟石が使われているとの件を改めて確認し、といった具合で有意義な時間を過ごすことができました。

高崎行き普通列車(岩舟13:22発)
岩舟駅ホーム。1面2線のホームと、駅舎側に1面1線のホームがあります。駅舎後方に見えるのが岩船山で、「クリフステージ」と呼ばれる特徴的な山肌が見えます。
岩舟駅駅舎。基礎部分の石組に使われているのが岩舟石。
岩舟駅外観。岩舟石がいいアクセントになっていると思います。



岩舟石の資料館。コンパクトな資料館で入館は無料。建物はもちろん岩舟石ベース。岩舟石は「安山岩質角礫凝灰岩」とも呼ばれるそうで、火や水に強いのが特長。
岩船山クリフステージ。ズームで撮ると断崖絶壁であることがよくわかります。
岩舟駅到着前の車窓。岩船山が一望できます。採石により独特な山容になっているのが目印。

栃木市コミュニティバスはほぼ定刻通りの発車。これで南下すること20分余り。19番目の停留所が目的地です。

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*1:岩舟に来れたことで、両毛線は小山~足利の範囲で全駅達成。残るは足利から西の6駅となりました。

#3681 思川(2022.6.4)

この日の目的地に向かう上で選択肢はいくつかありましたが、単純に乗り換えるよりは少しでも未乗降駅を組み込んだ方がいいと考え、変則的な行程にしました。

小山から両毛線で西に行こうとすると、12:02発、13:02発と日中は1時間に1本なので、易々と下車(降り乗り)はできません。新幹線ホームで過ごす時間を考えると12:02発がもともと難しいのは承知していたので、次に乗るとすれば13:02発。ただ、昼食などの時間を考えても小山駅周辺で1時間というのは逆に長いため、思いついたのがコミュニティバスでした。

都合よく12:30発のバス(思川駅線)があり、思川駅に行ける調べはついていたので、それに乗車。ちょっとした観光を兼ねた移動ができる点でもコミュニティバスの意義は大きいと言えるでしょう。12:46着のところ数分遅れでしたが、程よい時間に着きました。

思川駅外観。簡易改札機や時刻表などは、跨線橋の中央部を入ったところにあります。
跨線橋から見た構内の様子。ホームへのバリアフリールートはなく、階段の上り下りが基本。
ホームに通じる階段の入口に簡易Suica改札機、乗車駅証明書の機械などが設置。必要最低限という印象です。

小山13:02発の列車は、思川では13:07発。駅周りにこれといったものはなく、多少持て余す感じでしたが、駅でゆっくり過ごす上ではちょうどいい時間だったと思います。

思川駅ホーム。ホーム屋根を支える梁などがスズメにとっては居心地がいいらしく、休んだり飛び立ったりする姿を数多く見かけました。
高崎行き普通列車(思川13:07発)

列車のみの場合、行って戻ってができるパターンなら待ち時間は多少減らせますが、両毛線だとこれがなかなか難しく、そのため未乗降の駅もそれなり...という状態でした。「駅ログ」に載せている1400余りの駅のうち、両毛線の駅はあしかがフラワーパーク#3394)のみというのがその表れ。今回はコミュニティバスを使ったことで、難題を一つクリアできた感じです。

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#3680 小山(2022.6.4)

2022年はJR東日本の各新幹線がアニバーサリーということで、「新幹線YEAR2022」と称して様々な企画や催しが目白押し。そんな中で前々から注目していたのが、「JRE POINT特典チケット」がさらにおトクになるという一件でした。手持ちの「JRE POINT」で新幹線に乗れるというのもちょっとした特典ですが、100km以内の乗車が通常2,160ポイントのところ1,000ポイントでOK(→参考というのは新幹線YEARならでは。第1弾(2/1~28)は利用しなかったので、第2弾(6/1~14)はぜひと考え、取材を兼ねて小山に行くことにしました。

東北・上越・北陸各方面の新幹線は大宮発着で利用するのが常ですが、大宮~小山だと50km程度なのでおトク感が減ります。今回はあえて上野~小山で予約し、距離77km、運賃+料金は自由席でも3,210円かかるところを1,000ポイントで利用させてもらいました。ありがたい限りです。

乗ったのは「なすの257号」。E5系でした。上野11:14発→小山11:52着と至って短時間でしたが、実に快適。こんな感じなら、1,000ポイント、2,000ポイントで行ける範囲で新幹線の未乗降駅*1をこなすプランをせっせとこなすんだったと思いました。

小山駅1番線。下りは1面1線。
郡山行き「なすの257号」(小山11:53発)

とりあえず新幹線の小山駅で下車するのは今回が初めて。下りホーム1面1線、上りホーム1面2線、それに通過線が上下各1で計5本の線路を擁するため、構内広めで壮観でした。

小山駅構内(高架)。新幹線の番線は下りが1番線、上りが4・5番線。

そのうち上りか下りの速達列車が通過するだろうと待機していると、下り列車接近の自動アナウンスが流れ、11:58頃にE6系+H5系の「こまち21号」「はやぶさ21号」が通り過ぎて行きました。そのスピードと言ったら...

高速通過を見送ったせいで何となくフラフラする中、ICカードで新幹線改札を通過。駅の外に出たような気でいましたが、在来線の改札がこの後出てきて我に返る始末でした。

新幹線発車標。下りは10~16時台が毎時53分、上りは12~18時台が毎時33分というパターンダイヤ。
JRE POINT特典チケット」のポスターを記念に撮影。この通路の先が在来線改札。

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*1:大宮発の候補としては、浦佐安中榛名といったところ。上野発なら那須塩原新白河本庄早稲田の3駅。新幹線の熊谷駅も未乗降ですが、東京発で約65kmとちょっともったいない観があるので別の企画乗車券などでトライしようと思います。