乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#2695 黒沢(2012.07.20)

羽越本線秋田県に入った辺りから、進行方向右手にずっと見ていた鳥海山ですが、その山麓はあくまで山麓なので、そこに行き着くまでの間はきっと平地なのだろう、と考えていました。なので「由利高原鉄道 鳥海山ろく線」も、平野部をコトコト走るイメージがあったのですが、いい意味で裏切られました。確かに「高原鉄道」だったのです。

薬師堂、子吉と矢島街道に沿って走った後、街道と岐れると右にカーブしながらなだらかに勾配を上る、そして何となく左にカーブし、再び平地に。この勾配とカーブの区間は、正に高原鉄道。一大ビューポイントだと思いました。

さて、羽後本荘を18:47に出た21D*1は、終点の矢島に19:26の着。矢島からの上りは、20:06発(26D)になってしまうので、宿の都合上、そこまでは粘れないし、そもそも暗くなってしまっては仕方ない。そのため、途中駅で降り、上り(24D)に乗って早々と戻ることにしたのでした。

タブレット交換が行われる前郷まで行ってしまうと、正に交換状態なので、19:08着−08発で、降り乗り不可能。選択肢としては、曲沢(19:04着−11発)か黒沢(19:02着−13発)かです。

暗くなるギリギリという点では同じでしたが、黒沢で下車。来た方向に目を遣れば、線路のカーブとその先の微かな夕暮れが実に佳い具合で、感無量。蜩の声も涼やかで、風情を感じるひととき…「ローカル線パス」あっての醍醐味です。








↑ 列車番号24D、上り羽後本荘行き



注)JRの黒沢駅は、北上線横手市)にあります。(離れた場所にある「同県内・同一駅名」の一例)

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*1:列車番号。下りはこの後、23D、25D、27Dの3本。

#2693+2694 羽後本荘(2012.07.20)

陸羽西線では水量豊富な最上川を眺め、川が遠ざかった狩川駅では、遠く風力発電設備を望み、そのまま庄内の地に入れば、すっかり晴れ晴れとした中、稲穂が光り輝くのを目の当たりにし、と車窓を楽しみつつ直通で酒田へ。新庄を出てほぼ1時間の旅でした。酒田は17:16着−34発で、いよいよ日本海沿い、そして秋田県入りとなります。

県境に近い吹浦〜女鹿間で日本海が現れます。そこで撮った何枚かの中からの一つがこれ。まだ高さはありますが、西に傾く陽射しはなかなか強烈…直視できないので、デジカメに任せて撮ったらこうなった、という一枚です。

左に日本海、右に鳥海山という美景をしばらく堪能し、酒田を出てやはり1時間ほど経った18:37、羽後本荘に到着。普通ならここで終着となりそうなところですが、ローカル線パスの旅はまだ続きます。


↑ 左:由利高原鉄道 矢島行き、右:羽越本線 秋田行き




↑ 開業90周年の羽後本荘駅



↑ 由利高原鉄道のきっぷうりば(左に各種チラシ、右に記念切符類となかなか熱心)

都合よく同一ホームで乗り換えが可能だったので、そのまま行けばよさそうなものの、一度改札を出て駅舎や窓口を撮り、再び中へ。由利高原鉄道は今回が初めてなので、襟を正す意味でもしっかり改札を通るべし、なのです。発車は18:47。まだ明るさが残っていたのは幸いでした。

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