西富岡を定刻に出たのは良かったものの、逆方向(高崎行き)はまだ通常に戻っていなかったため、思いがけない交換待ちが生じます。その一つが次の次の上州一ノ宮。17:01発のところ、5〜6分遅れるというので、すかさず下車! 駅舎や周辺を撮影することができたのでした。
不思議なカーブが続いたり、新幹線がふと目に入ったり、高崎商科大学前では帰りの学生さんを多く見かけたり、田畑が多いと思ったら、上州○○の辺り、つまり直線部分は結構な町並みが…と初めての上信電鉄は様々な感想の連続です。ここ上州一ノ宮は高台に位置し、なかなか見晴らしがいいことがわかりました。これまた地図ではわからない発見です。
そして次の次、駅名通には名の知れた「南蛇井」に到着。ここでも時間はあったのですが、何分というのがわからなかったので、ホームに出ただけ。正に「なんじゃい!」の世界です。
南蛇井を出たのは17:18。終点の下仁田に着いている時間でしたが、遅れを取り戻そうにもそうは行かない事情があります。途中の千平から下仁田まではわたらせ渓谷鉄道並みの難所続き。山岳鉄道と言っていいくらいの高度、かつ分け入り方です。キーキーという音とともに揺られつつ、むしろゆっくり走ってほしいと願うばかりでした。ただ、時折出てくる絶景には「!!」 車窓の眺めの多様さは関東のローカル私鉄屈指ではないでしょうか。
下仁田にはとりあえず明るいうちに着きました。ただし、30分あるはずだった滞在時間は20分に短縮。高崎、富岡、そして下仁田、いずれも早歩き(または小走り)と相成りました。
