伊勢中川での2分の乗り換えは厳しいものがありましたが、次の青山町での乗り換え(8:40着−42発)は、ホーム to ホームで悠々でした。青山町始発の急行はすでに待機していたため、乗り込むしかなく、ここでの下車は見送り。そして、その代わりとなる駅が12分後に出てきます。名張です。
時刻表でもともと調べてあったので、心構えはできていましたが、停車時間9分というのがどうにも信じられず、おっかなびっくりで改札を出ました。時間はあっても、心に余裕がないと、見るべきものを見落としてしまうもので、駅舎は撮ったものの、駅前にあるという江戸川乱歩の像は見事に記憶にない状態。当然ながら、駅周辺の探訪も何もありませんでした。
8:54着−9:03発…これが名張での9分間です。長い停車時間の理由は、近鉄名古屋発・大阪難波行きと、鳥羽発・京都行きの2つの特急の連絡があったこと。それを知っていれば、もうちょっとゆったりできた可能性はありますが、早めに戻っていたおかげでこの京都行き特急列車を撮ることができた、というのはあります。
名張で降り乗りができたのはおまけのようなものですが、こういうのはローカル旅でないとできません。急行とは言え、青山町〜榛原は各駅停車。この感じがいいのです。