乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#2903+2904 新取手&ゆめみ野(2014.11.03)

常総線は全線非電化ですが、取手から水海道までの17.5kmは本数が多く、気動車が走る区間にしては至って都市的。降り乗りの旅には好都合ですが、その頻度が逆に難を招くこともあります。新取手〜ゆめみ野の0.8kmは、駅間こそ短いものの、降りて歩いて乗ってをするには少々不向き。時刻表では、新取手8:59着→ゆめみ野9:19発なので、20分で0.8kmを歩けば済む話なのですが、現実は厳しいものがあったのです。仮に9:24発とかであれば、途中から走る必要はなかったでしょう。




新取手では、駅員さんに提示して出ることができたため、インターホンのやりとりロスもなく、幸先よかったのですが、隣駅への道程が予想外でした。近くに見えていながら、なかなか辿り着けない駅というのは、こういう駅を言うのでしょう。ゆめみ野駅国道294号線に面していながらも、国道からはアクセスできず、200m先の踏切を右折して回り込むにも遠回り。踏切の位置が高台にあるとすると、駅の出入口は高台を下った場所にあり、その高台を下りるための道路が線路沿いにはなかったのです。遠回りに気付いたのは、発車5分前でした。ホームが見える場所と踏切との間に、線路下を通る道路に通じる出入口があることを思い出し、再び踏切を渡り、その出入口へ。階段を駆け下り、線路の下を抜け、ようやく駅前に到着です。改札を抜けたのは、発車1分前。何とか間に合いました。


↑ ホームがこの近さに見ていれば、通常は余裕でアクセスできるところ...(発車10分前)



↓ 夢のある駅名の割には、アクセスが困難だった「ゆめみ野」駅

関東鉄道の駅の中で、最も新しいのがゆめみ野駅。国道との並行区間のうち、築堤の上に線路が通っているところに駅を設けたため、出入口が堤の下に来る格好になっていたというのが、ドタバタ劇の背景です。国道の歩行者向けに、「←ゆめみ野駅入口」といった案内が一つでもあれば、こういうことにならずに済んだと思いますが、「?」や「!」という事態は、乗り降り旅にはつきもの。「0.8km、侮るなかれ」なのです。

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