乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

夕張(2016.09.04)

石勝線を経由する特急列車は、トマム新得などで路盤流失等々があって運休。普通列車については、もともと追分止まりか、夕張行きで、運転区間に台風による被災箇所はなかったため、通常通りでした。幸運だったと思います。

今回の旅のテーマの一つは、廃止日は確定していないものの、事実上の廃止(→PDF)が決まった新夕張〜夕張(約16km)を乗車すること。同じような想いで乗っていると思われる乗客は多く、1両の気動車はほぼ満席でした。

(追分15:18発〜)新夕張15:55発で、いよいよその区間へ。おそらく次の機会はないでしょうから、その走り、流れる景色、停車駅、土木構造物など、より丁寧に眺め、撮影し、となります。16:23に終点の夕張に着くまでの間、のんびりはしていても気が抜けない、そんな時間を過ごしました。

廃止が確定的ということで、この時の夕張駅の降り乗りについては、番外。滞在時間は短く、残念ながら記念になるものもこれといってなかったため、駅周りと、駅舎兼観光案内センターを見物して引き返す恰好になりました。







列車は16:31発*1。夕張観光も何もない訳ですが、この廃止予定区間そのものが、今となっては観光路線*2のようなものです。往路と違い、復路は多少余裕があったので、撮り損なった箇所などをある程度押さえつつ、夕張支線の旅を楽しむのでした。

以下、沿線の様子を紹介します。

(往路撮影)
↓ 新夕張を出て、最初の橋梁を通過。夕張川は、水位高めで濁流気味。奥の鉄橋は石勝線(左がトマム方面)。




↑ 清水沢駅。構内が広いのは、貨物列車が行き交っていた頃の名残。駅周辺には商店も目立ち、夕張地方有数の市街地だったことを実感。

(復路撮影)
↓ 鹿ノ谷〜清水沢にある「稚南部(わっかなんべ)トンネル」。1918年に造られたということで、100年近い歴史がある一方で、老朽化対策がままならない現実がある。このトンネル区間では最徐行。




↑ 志幌加別川を渡る橋梁区間(稚南部トンネル〜清水沢)。橋梁も100年近く経ったものが全部で14か所あるという。

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*1:その次は、実に19:28までありません。

*2:新夕張〜清水沢は、国道452号と並行。国道沿いは人家も多く、生活路線として存続できそうな印象は受けます。