乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3377+3378 海部(2018.11.05)

阿佐海岸鉄道は全長8.5kmで、中間駅は宍喰駅の一つのみ。両端の甲浦、海部はともに無人駅で、起点〜終点を乗る場合は車内で精算する仕掛け*1でした。甲浦駅に券売機がなかったのはそのためです。

甲浦を出ると、じきにトンネルに入ります。乗っている時は気付きませんでしたが、このトンネルを走っている間に高知から徳島に。つまり、県境を通っていた訳です。8.5kmと短距離ながら、二つの県を走る阿佐海岸鉄道高知県最東端駅(甲浦)、徳島県最南端駅(宍喰)を擁するのもまたポイントです。

宍喰を出た後は、いよいよ海沿いに。海岸鉄道の本領発揮ですが、太平洋を大きく見渡せるのは限られていて、その先は短いトンネルが続く区間に入ります。すると、進行方向右手には入江が現われ、トンネルを抜ける度にその静かな光景が垣間見える・・・この那佐港、那佐湾の景観は、特に秀麗だと思いました。


↑ 宍喰駅発車後、太平洋などを一望



↓ 先頭部から見たトンネルの連続




↑ 那佐の入江

そんな絶景を楽しみながらの移動は、短いもので10分余り。15:43、終点の海部に着きました。運賃は270円です。距離の割には安い観があり、観光要素を加味すればかなりリーズナブル。運賃を払う際、「鉄カード」もいただきました。至れり尽くせりです。

海部から先は、JR牟岐線です。他社線への乗り換えになりますが、構内踏切を渡って隣のホームからの発車につき、改札も何もありません。ここからは再びフリーきっぷの出番。乗り込むのみです。

↓ 構内踏切から見た阿波海南方面。構造のみをとどめた隧道が目を惹きます。その名は、町内(まちうち)トンネル。

牟岐線の列車は、15:47発。接続良好につき、時間的余裕はなく、駅周りの撮影は叶いませんでした。駅全体を撮るには、外階段を下りて地上に出る必要があります。高架駅では、時にこうした悩ましい状況が起こります。

alphapolis ranking banner 《鉄道系短編小説「二人のPartiton」用》 alphapolis ranking banner 《鉄道系短編小説「海線丘線」用》 [駅ログ]電網浮遊都市アルファポリス「blog」部門に登録中 *週に一度のクリック、よろしくお願いします。 《続々 東京百景》 *週に一度のクリック、よろしくお願いします。 鉄道コム > 鉄道ブログ

*1:宍喰は有人駅なので、切符で入場し、車内で回収。よくできています。*参考→「乗り方・降り方