豊橋鉄道は全駅達成しながら、首都圏各社ではこれがなかなか難しく、大手私鉄でも全駅を果たせていない会社線は決して少なくありません。東武鉄道はさすがにまだ先の話ですが、他は概ね1桁・・・その気になればいつでも達成可能?といったところ。そんな一つが京浜急行電鉄でした。
三浦海岸駅の駅前と、三崎口方面に少し行った線路沿いで河津桜が見頃(満開)というので、桜に乗じて、京急の未乗降駅めぐりをすることにしました。3月8日(土)、行楽には打ってつけの好天。残る未乗降駅は「三浦半島1DAYきっぷ」のエリア内なので、迷わずその企画乗車券を買い、快特で三浦半島方面をめざします。
乗ったのが京急久里浜行きだったため、まずは終点手前の北久里浜での降り乗りからスタート。駅名としては地味な印象を受けますが、駅周辺は至って都市的で、人の動きも活発なのを感じました。こうした駅に来るのが後回しになってしまうのは、1日乗車券の類を使う機会が案外少ない(または、設定がない・合わない)のが一因と思われます。本来なら、もっと前に来ていてもおかしくない駅、ということです。

北久里浜は、12:07着−18発。改札に向かう途中、構内跨線橋から見下ろしていると、何かのヘッドマークを付けた上り列車が入ってきました。あわてて下りて、車両を見ると「飲料水ひとり9リットル備蓄!」などの文字。噂に聞く「飲料水備蓄ラッピング電車」だったのです。インパクトのある列車に早々に遭遇!というのは幸先いいものです。

この後は、駅名看板が「期間限定で“桜色”にチェンジ」(→参考)した三浦海岸駅へ。駅前のほか、車窓からも河津桜を観賞し、次の未乗降駅に向かいました。