今回の日田彦山線の旅は、途中の田川後藤寺まで。田川後藤寺〜志井公園が未乗区間として残ることとなりました。いずれ全区間を通しで乗るなどしたいと思います。
福岡県内の鉄道路線は、鹿児島本線、日豊本線を軸に行ったり来たりはしていたものの、内陸部にあたる筑豊エリア*1を鉄道で旅したことはありませんでした。今回、道中のどこかしらで下車すれば、即ちエリア初上陸。当初の予定では、田川後藤寺がその記念すべき駅になる筈でした。
夜明を出てちょうど1時間。田川後藤寺には13:15に着きました。改札がいい具合にあれば、外に出て入ってというのも可能でしたが、跨線橋の移動に時間がかかった上、改札も離れた場所にあったため断念。ホームに降り立った時点で、上陸と言えなくもないですが、その地に足を踏み入れたというなら、駅を出ないことには説得力がありません。乗換時間は4分。後藤寺線普通列車(13:19発)に乗り込むのがやっとでした。
往年の路線図では、その複雑さが特徴的だった筑豊エリア。JRの路線に限れば、今は随分とシンプルになったと思います。そのシンプルな路線図を担う一つが後藤寺線。線形にあわせるように、沿線風景はことのほか変化に富み、見飽きることがありません。すぐに20分が経ち、終点の新飯塚に到着。同一ホームでの乗り換えで、すぐに博多行きの快速(12:40発)が入ってきましたが、エリア上陸を果たしたいこともあり、それは見送り、次の普通列車で博多方面に向かうことにしました。
新飯塚では、12:39着−56発。時間的余裕のある中、「筑豊入り」を果たすことができました。当駅は、飯塚市の中心地に近く、実質的に市を代表する駅のため、駅舎も駅前もそれに見合った感じ・・・総じて整然とした印象を受けました。
大分からの行程は、ひたすら気動車でしたが、新飯塚から先は電車。デザイン性の高い817系にこの時は乗りました。この車両に乗るのも初めてなら、系統としての福北ゆたか線に乗るのも初。そもそも筑豊本線が初めてだったということは、しばらくしてから気が付きました。とにかくご縁がなかったのです。(もっとも、JR九州管内で1区間も乗ったことがない路線は、他にもいくつかある訳で... 今後のテーマです。)