弘南鉄道の弘南線、片道約30分の旅は楽しいものでした。岩木山を背景にした田園風景、花をつけたリンゴの畑、新里駅のSL、平賀駅での人の流れと車庫の様子、弘南鉄道で最も新しい「田んぼアート」駅・・・見どころが多く、車窓から目が離せない状態が続き、気が付けば終点といった感じでした。
終点の黒石には12:59着。ホームは小振りでしたが、構内は広く、乗ってきた7000系を含め、三編成が並ぶにぎわいよう。ちょっとした撮影会の気分でした。
駅は箱型の駅舎に、店舗施設(コープなど)が合体したような形態。独特な印象を受けますが、駅舎だけを見れば至って簡素なもので、改札口や窓口もどことなくレトロ・・・ローカル私鉄の終着駅然としていて、魅了されました。
黒石では、中町こみせ通りを中心に巡り、ゆったりと過ごしました。弘前行きの発車時刻は、20分・50分発の時間帯だったので、それに合わせて駅に戻り、15:20発に乗車。往路と同じ、「津軽の風」ヘッドマークの編成でした。