おおさか東線の衣摺加美北駅が新たにできたことで、これまで縁遠かったエリアへの足がかりができました。それは千日前線のもう片方の終点、南巽を中心とした一帯。市営地下鉄時代、各路線にはそれなりに乗っていたものの、新深江〜南巽の延伸部分(1981年12月開業)はとんとご縁なく、今回が初めて。他社線の駅と離れていて、“降りて歩いて乗って”が成立しにくかったことも理由としては大きかったと思われます。
かくして、衣摺加美北→南巽の徒歩移動に臨む訳ですが、歩く距離としては約1.8kmあり、決して近いとは言えません。直線状の道を、西、北、西と進めば着くので、迷う心配はなさそう・・・まずは西に向かって、歩き始めました。
比較的大きな商業施設の前まで来ると、バスの停留所が見えました。衣摺加美北駅周辺にバス停はなかったので何事かと思いましたが、そこにある以上、バスは来ます。系統は「30号」のみ。あべの橋が終点で、途中、「地下鉄南巽」を通ります。次は17:52発*1。3分も待てば来るタイミングでした。これは乗るしかありません。
「宇治・伏見1dayチケット(大阪地下鉄版)」は、地下鉄のほか、大阪シティバスも一部を除き有効。民営化後のバス初乗車は、こうして実現しました。
この時の停留所は「加美長沢住宅前」。衣摺加美北駅から西に約400mです。バスは平野区役所を起点に、渦を巻くような廻り方をして当停留所に来ます。17:52、定刻に乗車。5分ほどで、南巽駅の南側に着きました。乗った距離は約1.5km。大助かりです。
「南巽駅前」交差点の一角に、なじみのチェーン店を見つけたので、そこでゆったり食事をしていたら、18時半近くに。この後の乗り降りの予定はそれほどなかったので、急ぐ必要はありませんでしたが、ホームに着くや18:30発が出るところで、それに飛び乗る感じになりました。千日前線の完乗を控え、発車前に記念の一枚を撮るはずが、これではどうしようもありません。という訳で、ホーム上での写真が撮れなかったため、駅の外で撮った2枚(駅前交差点、3号出入口)を載せることにします。
↑ 駅に向かう頃にはこの明るさ。乗り降り旅、そろそろ終了...
↓ 大阪市交通局時代の地下鉄マークがかすかに残る駅名看板(右)

*1:その次は18:50発。日曜・休日は、そのまた次の19:51発が最終です。本数は少なめ。