新高徳での遅れ時分はそのままで、大谷向には10:01着のところ10:05着。すぐの発車だったため、10:04発が10:06発になった程度で済み、多少は挽回できたようです。本来はこの普通列車が先に着いて、行き違いの列車を待つ予定だったと思われますが、この時はすでに特急列車が待機中。JRの253系です。新高徳で特急の行き違いをしたばかりだったので、またしても特急?と不思議な感じでした。あとで時刻表で調べるもその列車の正体は不明。最終的にわかったのは、東武日光行きの「日光1号」での運用後、鬼怒川温泉まで回送で送り、「きぬがわ4号」(鬼怒川温泉→新宿)として走るという過程で遭遇した列車だったということでした。とにかく驚きです。
大谷向駅は、鬼怒川線における国の登録有形文化財に関係する駅の一つで、上下線プラットホームがその対象。地域の石材を活用したとされる「玉石積盛土式」のホームが特徴で、上り・下りともホーム全体の約3分の2がその構造になっています。新高徳駅も同様の構造物で、同じく登録有形文化財なのですが、島式ということもあり、列車が停まっている間はその構造を見るのも撮るのもできません。新高徳でNGだったので、大谷向ではじっくり見物&撮影。よくできた構造物だと思います。
大谷向からは、徒歩で次の目的地、上今市へ。乗車予定の列車は10:32発です。