津川から新津へ戻る途中、時間はまだまだあったので二つの駅で降り乗りをすることにしました。五泉、北五泉です。北五泉まで行ってから五泉に戻る手もありましたが、新津に着く時間は同じだったので、進方向通り、五泉、北五泉の順にしました。折りよく五泉始発の列車があったため、駅で過ごす時間が長引かずに済んだのが大きかったと言えます。五泉では15:37着-16:11発、北五泉では16:14着-57発でした。
五泉市の中心地にある五泉駅。構内は2面3線と広めで、駅舎も玄関駅らしい造りでした。
駅前の通りを北に向かって1km余り進むと市役所に出ます。そこからさらに300mも行けば総合会館があり、その敷地の一角には蒲原鉄道の「モハ41号」が展示されています。五泉で降りて、そのまま行ってもよかったのですが、乗れる列車がある以上は利用したいもの。歩く距離を少しでも短くという考えもあって、素直に始発列車に乗ることにしたのでした。
北五泉に着くと、ホームには学校帰りの高校生が多数。平日なので当然ではありますが、想定以上の人数で驚きました。北五泉からは、東に1km弱で総合会館に着きます。その道中も高校生とすれ違い、モハ41号の周りにも高校生の姿が。総合会館の隣に県立五泉高等学校があり、その生徒さんの憩いの場になっていたのです。
という訳で、写り込まないように工夫しながら車両を撮影。時間はかかりましたが、その分長く往年の車両と接することはできました。蒲原鉄道で最後に残った五泉~村松(4.2km)が廃止されたのが1999年10月。この車両は路線廃止とともに引退し、今は屋外展示されている訳ですが、その形態からして20年前まで現役だったというのは信じ難いものがあります。機会を作れば乗れないことはなかったでしょう。廃止になる前に訪ねればよかったと今更ながら思います。
モハを後に粟島公園を横切り、今度は高校生と同じ方向に歩いて北五泉駅へ。ホームはちょっとしたラッシュ状態でしたが、後方の車両から乗る生徒は少なく、列車も問題なく撮影できました。この時の新津行きはキハ48形(2両編成)。乗った車両は1513号でした。キハの置き換え用に投入された「GV-E400系」とは、次の新関で行き違い。ここで降りれば新旧車両の横並びなどが撮れたと思いますが、そこまでの余裕はさすがに・・・引き続きキハの乗車(乗り納め?)を楽しむことにしました。