千曲川に架かる村山橋を越えれば、駅間も多少は短くなるため、行って戻っての降り乗りもしやすくなると当初は考えていました。が、実際に時刻表で調べてみると案外難しいことが判明。時間的余裕がない訳ではありませんでしたが、余力があればトライするといった感じでで臨みました。
日野から先は5駅をはさんで桐原まで向かい、そこから二つ戻って朝陽へ。時刻表に従えば、桐原は15:27着-49発、朝陽は15:53着-16:01発・・・程よい配分だったと思います。途中、附属中学前では学校帰りと思われる小学生の集団が乗車。次の次の信濃吉田ではなぜかなかなか発車しない事態があったりで、桐原に着いたのは数分遅れでした。もともと20分余りあったので、この遅れが影響することはありませんでしたが、ホームに降り立つと雨が当たり始め、徐々に強い降りに。雨が降りそうな気配はあったものの、この雨量は想定外でした。南に700mほど歩けばJRの車両基地の一部が見渡せる場所に出られたのですが、もともと厳しい上にそれなりの雨となれば見送らざるを得ません。2面2線のホームを踏切から眺め、踏切を渡った側(下り線)の木造駅舎を見物し、あとは近場を散策した程度。雨に濡れない場所で列車が来るのをしばらく待つ、そんな過ごし方になりました。



須坂→村山で乗った8500系T5編成に再び乗車し、朝陽へ。1面2線、ホーム端の構内踏切を渡ると木造駅舎という形態は村山と同じですが、こうした駅構造、駅舎の雰囲気は秩父鉄道に相通じるものがあると感じました。東急などの譲渡車両が現役で走っているのもまた同じ。長野にいるのはわかっていても、埼玉のローカル区間を旅しているような・・・そんな感覚を楽しむ降り乗りでした。


