「きらら」に少しでも長く乗ろうと思いつつも、いつもの降り乗りもできるだけこなしたい... ローカルな感じから市街地メインになる辺りまでということで、京都精華大前で下車することにしました。11:03着だったので、「きらら」の乗車時間は12分。配分としてはよかったと思います。
京都精華大前は駅名の通り大学が目の前にあるため、利用者も多そうなものですが、この時は降車一人(当人)のみ。無人駅というのも意外でした。
何かしらあるだろうと見込んで降りた訳ですが、少々肩透かし。いわゆる駅舎はなく、ホームが2面並ぶのみとあっては見物、撮影もすぐに済んでしまうというものです。
それでも特筆すべきポイントというのはあって、当駅ではホーム間の行き来、大学へのアクセス用の跨線橋がその代表。「パラディオ橋」との名が付いていますが、その由来はトラス構造を発明したイタリアの建築家「アンドレア・パラディオ」で、パラディオの残したトラス橋の原型がこの跨線橋に活かされているのだとか。土木学、建築学の観点からも重要な橋が駅施設の一部として在るというのは意義深く、もっとPRしてもいいのではと思いました。
橋を端から端まで見るなり撮るなりしていたら程よい時間に。ここからは行きつ戻りつのパターンで臨むことにし、とりあえず市原をめざしました。
京都精華大前11:17発の鞍馬行きに乗ると、次の二軒茶屋では11:18着-19発と1分停車します。これは往路でわかっていて、手持ちの時刻表にも着・発が載っていたので、ここぞとばかりに降りて乗ってを敢行。1日観光チケットを提示して一旦下車し、同じ列車にまた乗るという毎度のあわただしさなのでした。