3/18は、「相鉄・東急直通線」の開業日だった訳ですが、JR各社をはじめとするダイヤ改正日でもありました。ダイヤが変わるのに合わせて駅の動向もいろいろあり、首都圏エリアのJR駅では高輪ゲートウェイ(→#3508)以来の新駅も誕生しました。京葉線の幕張豊砂です。
開業日当日は、東急の新綱島、東急・相鉄の新横浜の乗り降りに励んでいたため、幕張豊砂は後日に。3/19でもよかったのですが、ひと呼吸おく感じで3/21に訪ねることにしました。東京メトロで西船橋まで出て、武蔵野線、京葉線を乗り継いでの来駅。着いたのは13:25でした。
着いて驚いたのは、駅に隣接する形で京葉車両センターがあること、ホームが二層構造*1で下りが1階、上りが2階と分かれていたことの2点。どちらかだけでもインパクトがあるところ、「車両センター最寄りの二層式の駅」となればかなりのものでしょう。快速や特急などの通過列車がありながら、ホームドアが設けられていなかったというのは違った意味での驚きポイント。都市部の新駅なのだからホームドアはあって当然・・・という訳ではないのを認識することとなりました。
外観で目立つのは、翼状の白い大屋根。駅前に然るべきスペースがあれば、その大屋根を含めた駅舎の全体像を撮るのに労を要しないものの、仮囲いされた敷地が広がっている状況ではなかなか。2024年春開業予定の「JR東日本ホテルメッツ幕張豊砂(仮称)」などができるまでは、地上から駅舎を撮るのは難しそうです。
駅近辺にある既存の施設として最たるものは何と言っても「イオンモール幕張新都心」でしょう。モールは「ファミリーモール」「グランドモール」などで構成され、その敷地の広大さは国内屈指。そのうち駅に最も近い「ファミリーモール」には、1階出入口のほかに、駅やロータリーに通じるアクセスルートが2階にあり、その一隅から駅を見渡すことができる点が特筆されます。この日はイオンモールで長時間過ごすことになったため、その2階から駅全体の様子を時間帯別に撮影。ホテルが完成した折には、また違った光景になることも予想されるため、今だからこその駅の姿、駅前の様子を撮れたのは一つの収穫と言えます。
そんなこんなで帰りの電車は19:38発でした。今度は上りにつき、ホームは2階。その構造に戸惑う利用者が続出しそうな駅ではありますが、上り=上階というのはわかりやすさという点ではいいかも知れません。
*新駅シリーズはこれにて終了。次回以降、2/28の熊本編、3/1~の「青春18きっぷ」編に戻ります。
*1:方面別でホームが上と下で分かれている地上駅(高架駅)としては、京成の日暮里駅もあります。