乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3841 幕張豊砂(2023.3.21)

3/18は、「相鉄・東急直通線」の開業日だった訳ですが、JR各社をはじめとするダイヤ改正日でもありました。ダイヤが変わるのに合わせて駅の動向もいろいろあり、首都圏エリアのJR駅では高輪ゲートウェイ(→#3508以来の新駅も誕生しました。京葉線の幕張豊砂です。

開業日当日は、東急の新綱島、東急・相鉄の新横浜の乗り降りに励んでいたため、幕張豊砂は後日に。3/19でもよかったのですが、ひと呼吸おく感じで3/21に訪ねることにしました。東京メトロ西船橋まで出て、武蔵野線京葉線を乗り継いでの来駅。着いたのは13:25でした。

船橋から海浜幕張行き各駅停車に乗車→新習志野停車中に側面表示を撮影。「次は幕張豊砂」を撮れるのは、新習志野海浜幕張のみ。

着いて驚いたのは、駅に隣接する形で京葉車両センターがあること、ホームが二層構造*1で下りが1階、上りが2階と分かれていたことの2点。どちらかだけでもインパクトがあるところ、「車両センター最寄りの二層式の駅」となればかなりのものでしょう。快速や特急などの通過列車がありながら、ホームドアが設けられていなかったというのは違った意味での驚きポイント。都市部の新駅なのだからホームドアはあって当然・・・という訳ではないのを認識することとなりました。

幕張豊砂駅下り(蘇我方面)ホームから見た京葉車両センター。車両基地ファンには絶好のスポットと言えそうです。
幕張豊砂駅駅名標など。ベンチは「東京オリンピックパラリンピック選手村」で使われた品の流用品。「USED IN VILLAGE PLAZA」の印が入っています。
駅構内には開業記念ボードが掲出。「ゆったりとした時間が流れる新しい駅」の「ゆったり~」は、列車の本数がそれほど多くはないことを暗に示したもの?との見方もできそう。
精算機上部には「開業記念オリジナルヘッドマーク」(レプリカ)も。2編成を対象に各先頭部で異なるデザインを掲出中とのこと(→参考PDF)。
西船橋~南船橋はこちらの「開業記念オリジナルヘッドマーク」掲出列車で。武蔵野線京葉線各1編成ということで結構レア。ラッキーでした。
幕張豊砂駅発車標とホーム階層図など。小高くなった1階ホームが1番線(下り)、その上階の2階ホームが2番線(上り)。

外観で目立つのは、翼状の白い大屋根。駅前に然るべきスペースがあれば、その大屋根を含めた駅舎の全体像を撮るのに労を要しないものの、仮囲いされた敷地が広がっている状況ではなかなか。2024年春開業予定の「JR東日本ホテルメッツ幕張豊砂(仮称)」などができるまでは、地上から駅舎を撮るのは難しそうです。

幕張豊砂駅出入口。駅名の字体も注目点。
幕張豊砂駅の「駅スタンプ」。大屋根が一つの特徴であることがわかります。

駅近辺にある既存の施設として最たるものは何と言っても「イオンモール幕張新都心」でしょう。モールは「ファミリーモール」「グランドモール」などで構成され、その敷地の広大さは国内屈指。そのうち駅に最も近い「ファミリーモール」には、1階出入口のほかに、駅やロータリーに通じるアクセスルートが2階にあり、その一隅から駅を見渡すことができる点が特筆されます。この日はイオンモールで長時間過ごすことになったため、その2階から駅全体の様子を時間帯別に撮影。ホテルが完成した折には、また違った光景になることも予想されるため、今だからこその駅の姿、駅前の様子を撮れたのは一つの収穫と言えます。

幕張豊砂駅外観(ファミリーモール2階外から撮影)
幕張豊砂駅ホーム南側(ファミリーモール2階外から撮影)。高架部の列車は東京行き各駅停車。その下に発車直後の下り列車(海浜幕張行き)が見えます。
イオンモール幕張新都心」とその周辺。駅最寄りは「FAMILY MALL」。
18時台の幕張豊砂駅(ファミリーモール2階外から撮影)。ライトアップされた駅舎も見どころの一つ。
近距離きっぷ運賃表(抜粋)。幕張豊砂が加わったことで、新習志野、幕張豊砂、海浜幕張、検見川浜、稲毛海岸と「漢字4字駅」が5駅続く区間が新たにできました。

そんなこんなで帰りの電車は19:38発でした。今度は上りにつき、ホームは2階。その構造に戸惑う利用者が続出しそうな駅ではありますが、上り=上階というのはわかりやすさという点ではいいかも知れません。

エスカレーター・階段部。エスカレーターは上り専用です。
上階(2番線)ホームから見た下階(1番線)ホーム。上下線の線路は直上・直下の配置ではないため、このように線路を見下ろすことができます。

*新駅シリーズはこれにて終了。次回以降、2/28の熊本編、3/1~の「青春18きっぷ」編に戻ります。

alphapolis ranking banner 《鉄道系短編小説「二人のPartiton」用》 alphapolis ranking banner 《鉄道系短編小説「海線丘線」用》 鉄道コム

*1:方面別でホームが上と下で分かれている地上駅(高架駅)としては、京成の日暮里駅もあります。