幡生からの行程は、宇部(8:24着-28発)~宇部新川(8:40着-43発)~新山口(9:37着-10:02発)~徳山(10:44着-11:14発)~といった具合で、乗り換え回数多め。東へ急ぐ話であれば山陽本線オンリーで済みますが、そうしなかったのは宇部線の未乗区間(草江~新山口)がテーマの一つだったためです。
草江を8:53に出たところで、初めて見る景色ということに。海沿いのイメージでしたが、周防灘が間近に見えるのは次の常盤から床波の間くらいで、あとは傾斜地だったり丘陵地だったり・・・思いがけず起伏に富んでいて、車窓のバラエティが豊かな線区であることがわかりました。
新山口の二つ前、深溝には9:23の着。行き違いのための停車時間が5分あることは把握していたので早速駅の外に出てみました。駅舎と同じ側のホームだったのですぐに出られましたが、駅周辺にめぼしいものは特になく、すぐに戻る感じに。対向の宇部行きが来る前に車内に入り、中からその列車を撮りました。
ささやかな降り乗りだった訳ですが、ただ乗り通すよりははるかに有意義。宇部線完乗に向けた布石、記録と考えると決して小さくないと思います。
この日の次のテーマは、岩徳線。初めての乗車にして完乗というパターンでした。山陽新幹線と付かず離れずの路線のため、ローカルな印象は薄めですが、車窓の変化はなかなかのもの。総じて速度遅めだったこともあり、沿線風景を満喫することができました。
駅の方は、かつて本線だったことを感じさせるホームの長さ、構内の広さが見どころ。途中駅での降り乗りは叶いませんでしたが、停車すれば可能な限り見物、撮影に専念し、駅の様子を把握するのに努めました。
本数の少ない岩徳線をクリアし、岩国には12:31に到着*1。ここから先は自由度は増しますが、お昼になってしまった以上はそれなりのペースで進む必要があります。次の糸崎行きは12:58。順当に行くにはこれでできるだけ東へ...なのでした。
*1:下関8:11発の岩国行きに乗れば、終点には11:15着。その差は1時間以上・・・結構な寄り道だったことがわかります。