標高が高く、カーブが連続する区間であっても国道と付かず離れずということもあってか、備後落合~東城*1については想像していたのと違い、難所といった印象は薄め。東城の前後辺りは市街地の様相で、その先もローカル観はあっても一定の人口はありそうな感じでした。もう少し本数があっても良さそうに思いますが、現状の備後落合~新見はあくまで3往復*2。時代の流れとは言え、JR発足時(1987年4月)の備後落合~新見が8往復だったことを考えるとやはり物足りなさを感じます。
何はさておき、高難度と目していた福塩線の府中~塩町、芸備線の三次~備後落合~備中神代の三つの区間を無事クリア。新見には定刻通り16:01に着きました。ここから先は宿泊地の岡山に着けばいいだけという話に。とりあえず次の普通列車(16:52発、三石行き)に乗り、どこで降りるかを考えました。
伯備線は過去に何度か行き来していますが、時間の都合で降り乗りがなかなか叶わなかった駅というのがあって、その最たる例が備中高梁。当駅発の列車もあるので、ここぞとばかりに下車することにしました。
滞在時間は17:30着-52発の20分ほど。3/1の豊後竹田、3/2の西条と同様に、観光等で数時間は過ごせる地ですが、今回はあくまで駅周辺限り・・・下見レベルです。
近いところでは備中松山城があり、たっぷり時間があれば重要伝統的建造物群保存地区で名高い吹屋に行く起点になるのが備中高梁。この日は駅の東西を見て廻ったのみですが、とりあえず高梁市に初めて足を踏み入れることはできました。
岡山へは備中高梁始発の和気行きで。倉敷からはさらに本数が増えるので、岡山までの3駅(中庄、庭瀬、北長瀬)のどこか一つでも降り乗りしようと思えばできましたが、朝早くから動いていたこと、三次では自転車で結構な距離を走ったことなどを思い返して無理をしないことに。暗くなってきたのとラッシュ時間帯に伴う動きにくさ等々もあって、おとなしく岡山に直行したのでした。
3/3の18きっぷ旅は、福山~三次~新見~倉敷~岡山というのが大まかな行程。福山~倉敷に限ればその距離は実に約246kmで、結構な長旅となりました。山陽本線なら約42kmのところ、そこに200km余りを足した形。我ながら、よくこなしたものだと思います。