乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#4039+4040 東浦&亀崎(2024.12.1)

三河安城からまずめざしたのは中央本線定光寺庄内川に沿って上流方向に歩くと、中央本線の旧線「愛岐トンネル群」にアクセスでき、そのトンネルの「秋の特別公開」が行われているというので訪ねました。定光寺で降りるのは小学校の遠足以来か。かなり久しぶりだったことは確かです。

この日はその特別公開の最終日。列車はそれほど混んでいなかったものの、ホームに降り立つと長い列・・・吃驚!でした。自動改札機があればより円滑に進むところ、当駅は簡易TOICA改札機。このタッチのための行列だったことがわかり、通りがかった駅員さんに「名古屋おでかけきっぷ」を提示し、早めに抜けさせてもらいました。

列を脱したはいいものの、外に出るとそこにはトンネル群に延々と続く人、人、人。現地までは駅から300~400mのところ、それを越える列が下流側にも連なっていたため、さすがに断念しました。聞いた話によれば、前日にテレビか何かで特別公開の件が報じられたのだとか。それにしても...という人出でした。せっかくなので、庄内川の流れ、山々の緑、一部の紅葉などを眺めるなり撮るなりでしばらく滞在。10:43着-11:12発の30分弱を過ごしました。

愛岐トンネル群に充てる時間がなくなったことで、急遽予定を変更。12/1は神宮前駅前の商業施設「あつたnagAya」の全面開業日との件を新聞で見ていたので、熱田まで行ってその様子を見に行くプランも考えましたが、午後に予定していたメインは武豊線の乗り降りにつき、前倒しで大府に行くことにしました。

半田に行けば、運河や醸造関係の蔵などを見て廻れるので、1時間くらい観光するつもりで下車。仮駅舎の出入口を出て、高架化工事の現場に目を遣ると、そこに「半田市鉄道資料館」なる施設を見つけたものだから、いい意味で想定外の展開になりました。たまたまですが、この日は開館日(12月は第1・第3日曜)。当館で長々と過ごした上に、近くで静態保存されているC11形265号機もあわせて案内してもらえたので、鉄分をたっぷり(計80分ほど)満喫できました。愛岐トンネル群をパスしたのは正解だったかも知れません。

12:44着-14:14発が半田での滞在時間。半田を出た時点で、降り乗りの候補だった乙川は見送る形となり、東浦に着いたところで調べておいた行程に重なる流れに・・・半田でつい押してしまったという訳です。

大府行き普通列車(東浦14:25発)

東浦は14:25着-33発と少々短め。2面2線で、駅舎は降車した大府方面ホーム寄り(西側)でした。駅周りをひととおり見物、撮影したら、今度は跨線橋を渡って武豊方面のホームへ。時間的にはちょうどいい感じでした。

東浦駅西側駅前広場の整備工事に関する掲示。10月下旬着工予定とありますが、本格的な動きはまだ見られませんでした。
東浦駅外観。絵になる駅舎だと思います。
跨線橋から見た駅構内(北側)など。見晴らし良好です。
武豊行き普通列車(東浦14:33発)

次は開業当時の駅舎が今なお現役という観点において日本最古とされる亀崎へ。半田市鉄道資料館で当駅の歴史として、建屋半焼からの修復といった話を聞いていて、国に登録有形文化財に指定されていないのもそのためだろうとのことだったので、とにかく現物をしっかり見るなり撮るなりに専念しました。

亀崎駅駅名標

そうした経緯はさておき、随所に情趣が感じられる造りであることはわかりました。こちらは1面2線で、駅舎は東側。駅舎自体は歴史的建造物ですが、通常の跨線橋に加え、エレベーター利用での専用の通路(バリアフリールート)も整備されているのがポイントと言えるでしょう。

亀崎駅こ線橋」から見た構内。南側にはもう一つエレベーター専用の跨線橋があります。
改札に通じる通路。木の柱など、どことなく風情があります。
「全国に誇れる武豊線」のポスター(こちらはシリーズ1)。これと同じもの(パネル展示版)は半田市鉄道資料館にもありました。ここでは「現存する日本最古の駅舎」として亀崎駅が紹介されています。
亀崎駅駅舎
亀崎駅外観。駅全体に対し駅舎は小さめな印象。

亀崎での時間は14:36着-51発の15分。遅い昼食をどこでとるかを思案しつつ、次の未乗降駅に向かいました。


以下は、定光寺駅での三枚です。

愛岐トンネル群に向かう人の列(庄内川下流側)
愛岐トンネル群はこの列の先(庄内川上流側)。当地点からトンネル入口までは400mはあると思われます。
庄内川などの眺め。美観でした。

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