乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#4064 立山(2025.11.2)

富山地方鉄道は、同社ホームページ「弊社鉄道線における関係自治体との協議状況等について」の中でも言及している通り、「鉄道線は総延長93.2キロと地方の中小民間鉄道事業者の中では最も長いうえに、勾配のきつい山間区間も多く、運行に負担のかかる路線」であり、「昨今の燃料・資材費等の高騰、労働力不足などの外的要因により、費用が収入を遙かに上回る状態が続き、この長い路線の維持が困難な状況」にあるのが現状。勾配のきつい山間区間としては、立山線の一部区間が該当し、岩峅寺立山については、沿線自治体の支援がなければ、2026年11月末を以って廃止する旨の発表がなされたことで議論を呼びました。

奇しくも地鉄の未乗区間として残っていたのが、当の岩峅寺立山(14km)と、本線の上市~電鉄黒部(約24km)。本線で廃止の方針が示されたのは滑川~宇奈月温泉ですが、協議が不調となれば安穏とはしていられないので、残りの全区間をこの際に乗っておくのがいいだろうと2日分の地鉄プランを立てました。

11/1は加賀温泉~加賀笠間~金沢~富山の順で移動し、富山駅前のホテルに宿泊。11/2はより難度の高い方を優先し、立山線を終点まで乗ることにしました。宿泊先は立山山麓温泉。この日は立山まで行けばいいだけだったので、時間的にはかなり余裕がありました。

翌日に乗る分を考えてもフリーきっぷを買うほどではなかったので、今回は「ecomycaカード」を頼ることに。富山地鉄乗車券センターで、ひとまず運賃2,500円分+デポジット500円で3,000円を支払い、カードを購入しました。足りなくなれば1,000円単位でチャージすればよく、残額を0円にしたい場合はあえてチャージせず、入場時にタッチ→出場時に不足分を現金で精算(ecomycaの割引は適用)という使い方が可とのことだったので、運賃がそれなりになる乗車に際しては当カードはなかなか有効。覚えておくとよさそうです。

電鉄富山から立山へは直行せず、次の稲荷町で一旦下車し、稲荷町車両基地での鉄道部品販売会を見物してから。ecomycaカードにより、電鉄富山稲荷町は240円のところ220円、稲荷町立山は1,300円が1,170円とそれぞれ10%ほどオフ・・・おトクな感じで立山線の完乗を果たすことができました。稲荷町から乗った列車は12:03発で、立山は13:13の着(実際は数分遅れ)立山黒部アルペンルートの起点にあたる駅だけあって、降車人数は結構なものでしたが、ホームが半地下のような構造の中にあって暗めだったため、気分が高まる感じはそれほどありませんでした。

立山普通列車立山13:13着)
ホーム西側の眺め。留置線が見えます。
立山駅名標
ホームは1面2線で改札に近い方が1番線(右)。その1番線で発車を待つのは13:45発の電鉄富山行き。

北陸鉄道石川線鶴来駅(→#4062の時もそうでしたが、本数が少ない路線の終着駅(有人の場合)では一連の降車が済むと改札を一度締め切るのが一般的。暗い感じの中をのんびり撮影してから改札に向かうと、すでに閉扉状態だったので、改めて開けてもらう格好になりました。ともあれecomycaをタッチして無事出場。13:20過ぎでした。

立山駅の「鉄道路線図/運賃表」。電鉄富山駅までは通常1,420円。本線終点の宇奈月温泉駅までは2,460円します。

改札は再び閉じられ、駅員は窓口へ。乗車時の改札の方は発車10分前に始まりますが、すでに次の電鉄富山行き(13:45発)を待つ列が長々となっていたのには驚きました。列は階段まで続き、その傍らを通り上階に出るとケーブルカーの乗り場。しばらくコンコースや改札周りなどを見物してから外に通じる階段を下り、ようやく駅の外に出ました。

立山駅改札口。改札が開くのは発車10分前(次は13:35頃)。

地上駅舎はケーブルカーに属する印象が強く、その下にある富山地方鉄道は存在感薄め。地鉄の表記のある駅名看板も見当たらず、これが立山駅と示せる一枚はあいにく撮れませんでした。

立山駅外観。正面のきっぷうりばは立山ケーブルカー用。
駅周りの木々は色づき、後方の山々も秋らしい色合いで綺麗でした。


↓(参考)2,500円分のecomycaカードを稲荷町駅でタッチし、220円分引かれた際の表示

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