青森(#2707)から八戸(#2708)が96km、八戸から盛岡(#2709)が約108km、そして盛岡からは(一ノ関での下車&乗換があるとはいえ)次の新たな乗降駅ということだと約140km先、つまり南下するに従い、乗降記録の間隔が長くなるという状況が続きました。
東北本線の普通列車は見事なまでに停車時間というのがなく、あってもせいぜい1分程度。とにかく降り乗りを楽しむには不向きな路線であることは確かです。ならばせめてジョイフルトレインでも、と思う訳ですが、好都合に見えた快速「ジパング平泉2号」(盛岡9:38発〜一ノ関10:55着)は一ノ関での乗り継ぎがNG。乗り継ぐべき仙台行きは、一ノ関を10:54に出てしまう、つまりタッチの差という設定。どうしてもジパングの前の普通(盛岡9:06発〜一ノ関10:34着)に乗るしかなかったのでした。
そんなこんなで"乗り鉄"に徹する旅が続き、新たな下車が果たせたのはお昼近くになってようやく、となりました。11:46着、小牛田です。
着いてしばらくすると次に乗る列車が入って来ました。石巻線の女川行きではなく途中の渡波行き、12:28発です。ディーゼルの唸る音が気持ちをはやらせますが、時間はたっぷりあります。西口を出て、満天星通りなどをしばらく歩き、ゆっくり戻ってくる。この先の行程がまたあわただしくなりそうな分、ここでひと息つけたのはよかったと思います。