乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#4060 夢洲(2025.4.18)

4/18は「大阪・関西万博」へ。同日9時~の東ゲートで事前予約していたので、自ずと東ゲート最寄りの夢洲駅を利用することになります。

1面2線のため、アクシデントがあるとホームに乗降客が滞留し、ひどい場合は駅の入退場もままならないといった話があったので、おそるおそるでしたが、とにかく夢洲に向かいました。

この日は肥後橋駅近のホテルに泊まることにしていたので、尼崎からまずは肥後橋へ。大阪メトロの1日乗車券「エンジョイエコカード」が夢洲でも使えるとなれば、地下鉄に乗る前提で野田か大阪梅田で下車した訳ですが、コスモスクエア夢洲が使えないとわかっていてわざわざ買う必要はないので、今回は都度乗車に。幸い、「タッチ決済で鉄道もお得!30%キャッシュバックキャンペーン」(→参考なるものが展開され、その期間にあたっていたので、前もって登録しておいたVISAカードを使って、よりお安く乗車できました。乗ったのは、西梅田肥後橋肥後橋~(本町)~夢洲(帰りはその逆)の計3回。運賃は合計で1,050円ですが、単に3割引と考えれば735円になるので、まずまずと言えるでしょう。かくして夢洲駅ではタッチ決済が可能な改札機を通ることに。16台中9台が対応していて、至って円滑でした。

尼崎を出たのは8:08。ホテルに荷物を預けるなどして、肥後橋発は8:42でした。本町で夢洲行きに乗ったのは何だかんだで8:51。そのまま乗っていれば夢洲には9:11に着いてましたが、乗った車両の空調がイマイチだったので、途中の朝潮橋で次の列車を待つことにしました。通常ダイヤならしばらく待機するところ、万博臨時ダイヤにつき2分後には乗車。こちらは快適だったので、助かりました。

夢洲駅開業は1/19だったので、3か月以内に来ることができました。コスモスクエア夢洲北港テクノポート線)の開業後はこの区間が未乗となっていたので、それもクリア。駅到着は9:14でした。この時点でいろいろと撮れればよかったものの、人出がやはり多く易々とは行かない状況。ホーム、通路、改札、出入口(階段、外観)とできるだけカメラを向けはしたものの、立ち止まっての撮影が難しかったことから出来としては全然でした。

夢洲駅出入口外観。万博会場に向かう際に撮った中で写りが良かったのはこの一枚くらい...

という訳で駅の見物、撮影は万博帰りに。駅構内には22時に入り、5分ほど過ごしました。乗ったのは22:06発の長田行き。往路は30000A系でしたが、この時は400系・・・席も余裕があり、悠々楽々でした。

夢洲駅の外観を一枚と言われれば、出入口全体(側面)を撮るのが良さそう? いわゆる膜屋根が特徴。
夢洲駅改札階から見た階段・エスカレーター部。この向きで手前右側に進むと券売機、改札口。
運賃表(多言語面)。隣駅(コスモスクエア)は330円、肥後橋のほか、梅田、新大阪、なんばといった主要駅はいずれも430円。
券売機と南改札付近の天井部は、メタリックながら波や流れを感じさせるデザイン。注目ポイントの一つと言えそうです。
かなり広めなコンコース階。奥の階段などを降りるとホームに出ます。
コンコース階で目を惹く大型LEDビジョン。高さ3m、横幅55mというからかなりのものです。大阪メトロのシンボルマークはもともと螺旋状なので、サイネージ上で展開すると「モーションロゴ」に。55mあるのでインパクトは十分です。動きを加えることで、「走り続ける、変わり続ける。」とのコンセプトを体現しているのだとか。
長田行き普通列車夢洲22:06発) *先頭部を撮る時間はなかったので、せめてイメージ的な写真をと思い...
400系車内ディスプレイ(夢洲駅停車中の記念用に撮影)


[ご参考]4/18の万博関連記事 → noteWordPress

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#4059 杭瀬(2025.4.17)

出屋敷での買い出しを終え、再び尼崎に戻ったのは21:52。ホテルでひと休みしたら、まだ降りたことのない駅に向けて再スタートです。

尼崎は本線(大阪梅田方面)、阪神なんば線大阪難波方面)の選択肢があるのがポイント。未乗降駅が多いのは阪神なんば線の方なので、出来島でも福でも行けるだけ行っておきたいというのが正直なところでしたが、22時台ともなると自ずと限界があるので、今回は本線で一つ・・・杭瀬にしました。

尼崎22:14発で、杭瀬には22:17着。すぐに引き返す感じだと22:22発の高速神戸行きになりますが、さすがにそれでは見物も撮影もないので、22:34発の西宮行きで帰ることにしました。

とは言え、やはり暗い中では思うに任せず、至って最低限。駅の外観に関しては、イズミヤを含む高架下商業施設「ヨッテくいせ」を撮る程度で、明確に駅舎とわかる一枚が撮りにくいことがわかったのが成果と言えば成果です。

杭瀬駅外観。高架下1階・2階が「ヨッテくいせ」。改札階も2階です。
バス通りから見た高架部。駅名看板は大きめな印象。
大阪梅田行き普通列車(杭瀬22:29発)

とりあえずこれで阪神本線は、淀川駅を除く大阪梅田~西宮の全駅をクリア。乗り降りしていない駅は阪神各線合計で残り16となりました。

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#4058 出屋敷(2025.4.17)

普通から特急に乗り換え、尼崎には21:21に到着。新在家を出て20分ちょっとでした。

一旦ホテルに戻っても良かったのですが、翌日の万博に備え、軽食用のパンなどを買っておく必要があったので、めぼしいスーパーがある駅に行くことに。阪神の尼崎駅にもイズミヤがあるため、そこで済ます手もあったところ、せっかくなので隣駅の関西スーパーへという話です。

21:28発の高速神戸行きに乗り、出屋敷へ。店は22時までなので、とにかく行ってみることにしました。

高速神戸行き普通列車(出屋敷21:30発)

出屋敷は2面2線の高架駅。駅舎は思いがけず立派で、改札口も東と西の二つあり、驚きました。関西スーパーは駅北側に隣接する商業施設「リベル」の1階にありますが、夜間は施設の出入口が限られてしまうため、改札口の見極めが必須。そうとは知らず東口から出てしまったことで、スーパーに行き着くのに多少時間がかかりました。

出屋敷駅外観(東改札口側)
東改札口から地上(北側)に出たところにある駅前広場。正式名称は「出屋敷駅北緑地」(→参考)。

店を出た後は館内のエスカレーターで2階に上がり、そこから西口へ。こちらはアクセス楽々で、拍子抜けでした。そんなこんなで出屋敷での滞在は21:30着-51発の20分ほど。すべきことはクリアしたので、この後はいわゆる自由時間・・・撮影がしにくいのは承知の上で、未乗降駅をもう一つ訪ねるプランを敢行しました。

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#4057 新在家(2025.4.17)

有馬温泉 太閤の湯クーポン」は阪神電車については全線乗降自由(ただし元町~西代を除く)。何度となく乗り降りをしてきたので、未訪の駅は19(うち阪神神戸高速線は2)というところまで来ていましたが、ここぞとばかりにいくつか下車することにしました。

夕食をどこでとろうかと考えた時、三宮駅周辺だとかえって迷いそうだったので、商業施設が近くにある駅がいいだろうとなりました。その第一候補が新在家。駅から南に200~300mでアクセスできる「サザンモール六甲」に行けば何かしら...という話でしたが、結果的には某回転寿司チェーン店でとなりました。

大阪梅田行き普通列車(新在家19:23発)
新在家駅外観

新在家に着いたのは19:23。ホテルに帰るべく、上り方面の列車に乗ったのは20:59でした。着いた時点ですでに暗かったため、ホームも駅舎も撮影には向かない感じ。とりあえず降り乗りは一つ果たしたので、一旦帰途につきました。

大阪梅田行き普通列車(新在家20:59発)。これで御影まで行き、特急に乗り換え。

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#4056 大池(2025.4.17)

有馬温泉からの帰りは、特に何もなければ谷上~三宮~神戸三宮~の順で宿泊先に戻るばかり。フリーきっぷがある手前、神戸電鉄でもどこかで一つ降り乗りをと考え、今回は大池で降りてみることにしました。

大池駅上りホーム

18:04着のところ、実際は少々ビハインド。15分間隔なので次は18:19発でしたが、300mほど歩いたところにあるマックスバリュなどを廻っていたら時間が押してしまい、18:34発(こちらも多少の遅れ)にシフトしました。思いがけず長居する形になったものの、余裕ができたおかげで上り方面の新駅舎(2022.12.17供用開始→参考PDFをしっかり見物。その外観は近未来的というか、どこかのパビリオンのような印象を受けました。

新開地行き普通列車。18:04発のところ、2分遅れでした。
大池駅外観
大池駅下り駅舎。かつては下りホーム側に駅舎はなく、新たに設置。供用開始日は2021.2.1。
大池駅上り駅舎

かくして辛うじて明るさが残る中、谷上に向けて出発。早いもので、三宮には20分後に着きました。

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#4055 有馬温泉(2025.4.17)

かくして神戸電鉄有馬線の末端区間有馬口有馬温泉)は1108編成でクリア。有馬温泉着は10:52でした。温泉街をのんびり散策するのであれば駅でもゆっくり過ごせる訳ですが、「太閤の湯」の送迎バスに乗る都合上、それほど余裕はなく、この時の撮影は至って最低限でした。

有馬温泉駅は1面2線。1108編成(左)、6508編成(右)が行き来するのが基本運用。
有馬温泉駅駅名標
駅名標同様、駅名看板も趣を感じさせる仕様

駅設備や駅舎外観を撮るのは後回し。バス車窓から何となくチェックして、駅をしっかり見物、撮影するのは温泉後にしました。

「太閤の湯」を満喫し、館外に出たのは17:10頃。行きは坂道を上る必要があったのでバスを利用しましたが、帰りは下り道につき、徒歩で駅に向かいました。万年橋、ねね橋などを経由し、観光気分で歩いていたら30分ほどが経過。17:39発には間に合わなかったので、次の17:54発までの間は駅前の土産店で過ごすなどしました。

有馬温泉駅駅舎。この構図だと駅というよりも現代美術館風に見えます。
有馬温泉駅外観

駅舎全体は早めに撮っていたものの、そんなこんなで駅構内に入ったのは発車3分前。ホームに着くと往路で乗った1108編成が入線するところで、あわてて撮る感じになりました。片方が着くと待機していた方はその2分後に出るというのが当駅の基本パターン。今度は6500系(6508編成)で、有馬口に戻る形になりました。

有馬口行き普通列車有馬温泉17:54発)
1番線に入線する普通列車有馬温泉17:52着)
「停車駅のご案内」(6500系車内で撮影)。有馬口(KB15)~有馬温泉(KB16)を今回クリアしたことで、残るは鈴蘭台(KB06)~谷上(KB10)と公園都市線の横山(KB27)~ウッディタウン中央(KB33)になりました。

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#4054 有馬口(2025.4.17)

4/16~19、3泊4日で大阪・神戸方面の旅に出ました。4/16・17の宿泊地は尼崎だったので、初日は専ら尼崎観光とし、行楽は2日目に。当初はユニバーサル・スタジオ・ジャパンにでもと考えていましたが、いわゆる「攻略」の難度が高く、料金も高めな週に当たっていたので見送ることにし、温泉旅行に変更しました。

都合のいいことに「有馬温泉 太閤の湯クーポン」なる企画乗車券があり、温泉施設の入館券に加え、当地への往復に要する分が阪神電車全線、神戸市営地下鉄(三宮~谷上)、神戸電鉄(谷上~有馬温泉)が一日乗り放題という実にありがたい設定・・・4/17はこの一択となりました。

尼崎駅でクーポンを買い、すぐに乗車。地下鉄の三宮駅を出たのは10:09で、谷上駅で神戸電鉄に乗り換えた後、有馬温泉行きとの乗換駅の有馬口に着いたのは10:32でした。通常であれば10:34発に乗って有馬温泉に向かうところですが、せっかくのフリーきっぷなので当駅で一旦下車。次発(10:49発)までの間、駅周辺で過ごすなどしました。

三田行き普通列車有馬口10:33発)
三田行きが出た1分後、有馬温泉行きが発車

神戸電鉄の路線のうち、湊川有馬温泉有馬線。初めて神戸電鉄に乗ったのは1989.8.26のことで、当時は三田から谷上に出て、北神急行電鉄経由で三宮に向かう形での乗車でした。有馬線に限れば乗車したのは有馬口~谷上のみということになります。その後、2011.7.23に湊川鈴蘭台は乗ったので残るは鈴蘭台~谷上、有馬口有馬温泉に。温泉メインでしたが、未乗区間を少しでもというのもこの日のテーマだった訳です。

有馬口駅は駅舎改築のほか、スロープ設置などの工事が進行中。そのため駅舎周りは撮りにくい感じではありましたが、早めにホームに戻ったおかげで列車の方はいろいろと撮ることができました。

有馬口駅外観

構内踏切で待っていると、新開地行きが3番線に、有馬口止まりが4番線に到着(いずれも10:43着)。新開地行きは5000系「HAPPY TRAIN☆」、折り返しの有馬温泉行きは「Series1000 TYPE1100 55th Anniversary since1969」ヘッドマークを取り付けた1108編成(1108-1204-1107)と上々の組合せでした。

新開地行き普通列車有馬口10:43着)。5000系「HAPPY TRAIN☆」(4両編成)でした。
構内踏切から見た5000系「HAPPY TRAIN☆」。4両目は「イエローハッピー」的な印象を受けます。
「HAPPY TRAIN☆」を見送ったらいよいよ有馬温泉
有馬温泉行き普通列車有馬口10:49発)は、55周年記念ヘッドマーク付き「TYPE1100」1108編成
有馬口駅名標・時刻表など

かくして乗換駅で有意義な時間を過ごし、いざ有馬温泉へ。1969年製と古株の1108号車ですが、乗り心地は上々でした。

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#4053 木古内(2025.3.6)

函館から木古内まで普通列車で乗り通し、木古内からは新幹線で帰途につくのみ。11:37着で、新幹線は13:01発だったので、その間に駅前の「道の駅みそぎの郷きこない」で昼食をとるなりして、ゆったり過ごしました。

木古内駅外観

発車5分前くらいに新幹線ホームに着く感じで移動し、改札へ。時間が時間なので、通常であれば改札外の待合室に人がいることはなさそうですが、この時は一定人数が待機していたので不思議に思いつつ、ふと改札右手のディスプレイを見ると「遅延・運休」の文字が・・・眺めていると駅員さんが声をかけてきて、その実際を知る形になりました。まさかの「車両分離」です。

ディスプレイでの案内は、その概況として「上野駅~大宮駅間での車両点検の影響ではやぶさ・はやて号に遅延や運休が発生する可能性があります。」とあるばかり。車両点検も含まれるのは確かながら、E6系とE5系の連結が外れたとなれば車両トラブルに相当し、可能性レベルで済まないのは明らかな気もします。日暮里駅付近でと聞いたので、地上に出る前であれば事態は深刻。発生地点からして、東北新幹線系統だけではなく、上越も北陸もというのは自明なので、運転再開しないことには(時間的に実際には無理ですが)日本海廻りでも帰れない話になります。

こうなると当然、乗車予定の「はやぶさ28号」も遅延。運休でなかったのは幸いというもので、あとはとにかく新青森に着いてからと相成りました。

木古内駅新幹線改札口
「北海道・東北新幹線 運行情報」・・・遅延・運休の対象は「東京~新青森間」

28号は当初、「おくれ約20分」でした。それを確認した上で、駅舎の外観、券売機周りなどを見物、撮影する時間をとりました。なお余裕はありましたが、改札内やホームで過ごす時間もある程度と思い、13:10過ぎに入場。するとその数分後に「おくれ約25分」に延び、中で過ごす時間が増えることになりました。これは新函館北斗での折り返しに時間を要したのが一因。そうとわかっていれば、道の駅でもう少しあれこれできたものを...と思いつつ、海の方向を眺めるなどホーム上でできることをするのみでした。

13:10頃、ICカードで改札を通過。この時点での28号の遅れは「約20分」。
程なくして「おくれ約25分」に
木古内駅新幹線ホーム。2面2線です。
新幹線ホーム11番線からの眺め。奥に見えるのが津軽海峡。中央の平屋の建物が「道の駅みそぎの郷きこない」。手前は道南いさりび鉄道木古内駅ホーム。

そんなこんなでホームで待つこと10分余り。「はやぶさ28号」は結果的に30分近くの遅れを以って、木古内を発車する形になりました。

13:29頃、「はやぶさ28号」が到着。H5系でした。


28号は東京行きのところ、新青森止まりに変更。到着時刻は14:19頃(定刻は13:50)で、約30分のビハインドを短縮するには至りませんでした。何はともあれJR東日本エリアには入ったので、新青森からは再び「キュンパス」の出番。一旦改札を出て、パスで入り、発車標の表示を信じてホームで待機しました。

3/6、14時台の新青森駅発車標はこの通り。次の東京方面は「はやぶさ30号」で、この時点では運転の予定。
14:39頃、新青森駅12~14番線でのE5系などの横並びシーン。手前のE5系が折り返し「はやぶさ30号」に。
その30号は「Magical Journey Shinkansen」。指定席を押さえてあったので、車内で動き出すの待っていたものの急遽運休扱いに。正に「マジ?」カルな展開でした。

発券済みだった「はやぶさ」などの指定券(3/6用)は、最終的にどれも無効に。全列車が運休にならなかったのはいいとして、帰って来るのにひと苦労だったことは事実です。「キュンパス」のお代(2日間用は18,000円)に指定券分も含まれると考えるなら、3/6の利用者にこそ、何らかの救済策があってもいいところ。3/28までの平日のどこか(かつ自由席限定)でいいので、もう一度使える日があればと思ったりもします。

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#4052 市役所前(2025.3.6)

特急「北斗」のおかげで函館に早く戻ることができたので、予備で考えていたプランを実行することにしました。市電に乗って、ベイエリアを散策するというもので、あくまで時間の許す範囲。次に函館を発つ際に乗る予定の木古内行き(10:34発)に間に合うことが条件なので、とにかく市電の乗り場に急いだのでした。

函館着が9:33だったので、その10分以内に市電に乗るのを目標にすると9:43頃。期せずして、次の函館どつく前行きは9:43発で、時刻通りに乗車することができました。

函館市電に初めて乗ったのは1990.8.2のことで、この時は函館駅前~五稜郭公園前~十字街と軽め。次が湯の川温泉駒場車庫前競馬場前昭和橋千歳町松風町末広町函館どつく前(2014.4.5)とある程度こなしたものの、競馬場前~駒場車庫前、湯の川温泉~湯の川、十字街~末広町・谷地頭が残る形になりました。

三度目となる2024.11.7には、それらをクリアすべく函館駅前~湯の川駒場車庫前~谷地頭魚市場通の順で乗車。十字街~末広町の1区間が先送りとなったものの、10/1~11/26は末広町電停が仮設状態で、十字街側に約180mシフトしていたため、この状況で乗車するとシフト分がいずれ浮いてしまうという事情あってのことでした。

しっかり全区間を乗車するのであれば、電停が再び函館どつく前側に戻り、本設となる11/27以降が望ましい訳で、今回の旅でようやくそれを果たす機会を得た格好です。その末広町には9:52に着き、降り立ったところで晴れて市電完乗となりました。

3/6は「はこだて旅するパスポート」で移動していたので、市電の乗り降りも本来なら気ままに行きたいところでしたが、時間的制約があったので確実な線に。函館どつく前行きが終点で折り返すことを考えると、末広町ではなく一つ隣の大町でも間に合うのは承知の上。この場合、大町での滞在時間は9:53着-10:03発の10分で、丁度いい感じではありました。

今回は末広町~十字街の範囲でのプチ観光を優先。「日本最古のコンクリート電柱」や市電の操車塔を見物するなどしてから、再び市電に乗り、ホテル近くの市役所前で下車しました。十字街を10:10に出て、市役所前には10:12頃の到着。まだチェックアウトしていなかったため、手早く荷物をまとめて退室し、10:20にはホテルを出ました。

市役所前電停(湯の川方面)
湯の川行き電車(市役所前10:13発)
市役所前電停外観。上屋と防風板が付いたタイプです。



こちらは本設後の末広町電停。改良工事(→参考)により、湯の川方面の乗降場には上屋と防風板が設置。

かくして、余裕を以って木古内行きに乗車。この日、時刻表の通りに進めたのはこれが最後でした。木古内から先は想定外の連続・・・その辺りの話は次回ご紹介しようと思います。

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#4051 森(2025.3.6)

3/5は津軽線の完乗を(名目上)果たせたことで、JR東日本の営業路線についても全区間を達成。この流れで、JR北海道の方も旅客営業の路線・区間をすべてこなすべく、3/6は早朝から動くことにしていました。

残っていたのは、函館本線のバイパスと支線。七飯~大沼を短絡する藤城支線(中間駅はなし)と、大沼~森を鹿部、渡島砂原経由で結ぶ砂原支線の二つです。函館を5:49に出る森行きの普通列車は、この二つの線区を通るため、時間はかかっても効率的。これで遂にJR北海道は完乗と意気込んでいたのですが... 3/5の夕方以降、渡島エリアを襲った強風は砂原支線に思わぬ打撃を与えました。あとでわかった話ですが、それは大沼~鹿部での倒木。除去するのに労を要する見込みだったようで、3/6は初めから「藤城・砂原」ではなく「藤城・駒ヶ岳」の運転に変更となり、砂原支線プランはあっさり潰えてしまったのでした。

3/6は「はこだて旅するパスポート*1で行き来する前提で、3/5に函館に着いたところで同きっぷを購入していたため、砂原廻りでなくとも、フリーエリア北限の森までは乗っておきたいところ。とりあえず片方の目的である藤城支線はクリアできたので、そのまま終点まで行くことにしたのでした。

函館発・森行き(藤城支線・駒ヶ岳経由)普通列車。3月ダイヤ改正函館本線での運用を終えるキハ40の乗り納めにもなりました。

もともとの時刻は、大沼6:26着-40発(3両編成のうち、後方2両を切り離し)で、支線を大回りして森には7:44の到着。これが本線の駒ヶ岳経由*2になったことで、森には7:11と早めの到着となりました。ただし、大沼に着く前、藤城支線と函館本線が合流してからの区間を走っている際に列車が停まり、10分程度は動かなかったため、大沼の発車時刻もその遅れを足した感じに。それがなければ、7時頃には森に着いていたものと思います。

森駅発車時刻表。上り(函館方面)の本数は決して少なくはありませんが、普通列車に限るとやはり少数。7:58発の次は10:07発で、その間に「北斗」が2本という設定です。

本来なら、森からの復路は再び渡島砂原経由で、7:58に出て大沼での待機(8:58着-9:21発)を経て、函館には9:58に着くという行程でした。発車標を見ても窓口で尋ねても7:58発が砂原廻りで走るとのことだったので、淡い期待を持ちつつ、その時間までの40分余りを駅周辺で過ごすことにしました。

森駅外観

程よいところで駅に戻ると、今度は「約55分遅れ」との表示が加わっていて、目を疑うことに。7:58から1時間遅れるとなると、函館に着くのは11時前後になります。それだとホテルのレイトチェックアウト時間も過ぎてしまうし、予約済みの北海道新幹線も乗り損なってしまうので、急遽打開策を考えることに。想定外ではありましたが、8:50発の特急「北斗2号」*3は救いの一本でした。「はこだて旅するパスポート」に、特急料金(1,160円)を足せば済む話なので、コスパ的にはまずまず。時間を買う感覚でもありました。

3月6日7時~8時台の発車標(推移)。改札を出た時点(上)では、7:58、8:50の順、駅に戻って来た時点(中)で、鹿部経由は「約55分遅れ」になり、8時半過ぎ(下)には、8:50、7:58と順序が逆に。

そんな訳で、森では1時間半ほどの滞在に。特急が来るまでの間は、森桟橋跡を見物したり、そこで札幌行きの「北斗3号」(森8:24発)を見送ったりと、有意義な時間が過ごせました。駅周辺についてある程度調べておいたのが少しは役に立った感じです。

森桟橋跡付近(森駅東側)から、1番線に着く「北斗3号」を撮影。函館発のキハ40形(1803号)は1番線に到着後、3番線の一つ隣の留置線へ。

待合室で待っているのも何なので、2番線に停まっている「約55分遅れ」の車内へ。キハ150形の見物、撮影ができたのもまた何かのお導きだったのだと思います。

森駅構内(西側)。右は内浦湾。
留置線には、キハ150形とキハ40形が1両ずつ。雪も本降りになってきて、北海道ならではの撮影ができました。
2番線で発車を待つ函館行き(7:58発→1時間遅れ)

「北斗2号」は、隣の3番線からの発車。往路と違って、何事もなくすんなり函館に着きました。2番線で足止め状態だった「鹿部経由」の函館行きは、あとで調べてみたら結局は本線(駒ヶ岳)経由*4での運転だったとの話。あわよくば...は成り立たなかった訳で、特急にスイッチして正解という結果になりました。

特急「北斗2号」(森8:49着-50発)

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*1:JRは函館~森が駒ヶ岳廻りでも砂原廻りでも有効。JR以外の鉄道は、函館市電道南いさりび鉄道が全区間で乗降可。1日間用は2,690円。

*2:砂原支線をパスする運用につき、本線での途中停車駅の扱いはなし。普通列車ながら、特急が停まる大沼公園を通過した上、赤井川、駒ヶ岳も停車せず。ある意味、レアな一本に乗れたことになります。

*3:2号は定刻通りの運転。次の次の6号は、11時頃に小幌~静狩で保守用車両(軌道自動自転車)との接触事故があり大幅遅延。2号が当該車両だったら、どうなっていたか...

*4:大回りがない分、時間は短縮。それでも新函館北斗到着時点で約30分遅れで、函館には10時半とか? いずれにしてもその後の行程に影響必至。