島田から先は、浜松での乗り換え程度で一気に豊橋へ、というプランでした。今までご縁のなかった豊橋鉄道(市内電車)の乗り降りに励むつもりでいたからです。ただ、豊橋から折り返す時間を逆算していくと、まだ少々余裕があることがわかりました。そこで思いついたのが飯田線の小旅行です。
時刻表をチェックしたところ、豊橋14:43発−小坂井14:48着・15:04発−豊橋15:12着という程よい行程が組めました。飯田線(愛知県内)は過去一度しか乗ったことがなかったので、ちょっとした往復でも発見があります。この時はこれまで謎だった名鉄との棲み分け(正しくは共用)の実態がわかったのが大きかったです。(船町と下地には名鉄も停車できる訳ですが、そうしない理由はまた別にあるのでしょう。)
乗った列車も船町と下地は通過で、次は小坂井。無人駅につき、車掌さんに18きっぷを呈示(=改札)してホームに降り立つと、すかさず豊橋行きが入ってきました。15:04発と決めていたので意表を衝かれましたが、この14:49発を逃す手はないと思い、さっさと乗り込んだのでした。
小坂井駅の外に出ていない点で乗り降りとしては不完全ですが、時にはこういうケースもあります。不覚だったのは船町と下地に停まらない列車だったこと。予定通り次のに乗っていれば、少しは両駅の雰囲気も味わえたと思うのですが、乗ってしまった以上、仕方ありません。
結果的にはこの一足早く豊橋へ、が功を奏することになるのでした。こうした旅には、早め早めも肝心です。