地図で見ると、その曲がりくねった感じからして姫新線は険しい一帯を走るもの、と思っていましたが、実は案外平坦で、時に高原鉄道のような景観が飛び込んでくる程度。それでも、カーブやトンネルが随所で出てくる上、そこでは必ずと言っていいほど徐行運転になるので、山間部と同じような感覚です。営業キロ約72kmの新見〜津山ですが、その間、普通列車で約100分。単純計算だと時速約45kmになります。険しくなくともノンビリなのが姫新線、そんな塩梅です。
↑ 津山には15:15着(乗って来た新見発は、津山で折り返して新見行きに)
![f:id:ekilog:20121212003859j:image f:id:ekilog:20121212003859j:image](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/e/ekilog/20121212/20121212003859.jpg)
↑ 津山の滞在時間は30分余り。小京都と呼ばれる町の駅にしては、観光整備がなされておらず、中心部へのアクセスも手軽さに欠ける感じ。仮に1時間あったとしても周遊しにくいと思われます。
![f:id:ekilog:20121212004349j:image f:id:ekilog:20121212004349j:image](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/e/ekilog/20121212/20121212004349.jpg)
さて、岡山エリアではこの時期、「2012レトロ駅舎スタンプラリー」なるものをやっていて、今回のスタンプ対象8駅のうち、道中で通る駅は4つありました。予めチェックはしてあった訳ですが、実際にその駅を通る段になると、うまい具合に撮影できないもので、辛うじて撮れたのは伯備線の方谷駅と、この美作千代駅のみ。新見の次の岩山駅はすりガラスのような車窓越し、津山から岡山に向かう途中、必見の建部駅は、快速通過駅のため、まず困難・・・下車して、駅舎とそのレトロ感を味わうには、伯備線〜姫新線〜津山線を半日で廻るコースでは到底無理だった、という訳です。(参考PDF→モデルコース)
津山からは快速「ことぶき」で岡山へ(15:51発〜17:00着)。速いはいいが、思いがけず高校生団体客で満員の入りで、車窓を見るのも撮るのも難しく、おとなしく座って過ごした次第。そんなこんなで2日目の「岡山・尾道おでかけパス」の旅は「乗り降り < 乗り」となりました。それでも運賃合計は、4,690円(パスは1,900円)。降り乗りが少なくても、十分おトクな旅だったと言えます。
[お知らせ]
鉄道駅に関する著書を出させていただくことになりました。しばらくそちらに専念すべく、当「駅ログ」は当面休載(ただし、新たな乗り降りがあった場合は随時掲載)とする予定です。何卒ご了承のほどを。