札幌12:09発の特急「北斗12号」で、めざすは新函館北斗。千歳線、室蘭本線、函館本線を経て、3時間40分というロングランです。
室蘭本線は、追分~岩見沢、東室蘭~長万部が未乗区間でしたが、午前に追分~岩見沢を乗車したことで、残りは東室蘭~長万部。特急で一気に乗り通し、晴れてクリアとなりました。東室蘭13:39発→長万部14:34着・・・約77kmを55分。速いものだと思います。
1990年8月の旅では、大沼公園から「北斗3号」で長万部へ。「北斗」に乗るのも、函館本線の長万部以南を旅するのも実に30年ぶりでした。それだけ年数が経てば、北海道に新幹線が通るようになっても不思議はありません。新幹線で北海道を発つという選択肢は、昔の旅では考えられなかった訳ですが、今回はそれが使える。ありがたいことです。
北海道新幹線が開業したのは、2016年3月26日。早くも5年です。何とか5年以内に乗れたという感じですが、それが実現できたのも「お先にトクだ値スペシャル」のおかげ。こうした設定がなければ、もっと先になっていたかも知れません。ともあれ、新幹線の発着駅、新函館北斗に15:49に到着。在来線ホームから改札階に上がったら、今度は新幹線ホームに向けて下るというアップダウン式の乗り換え*1に臨みます。





さて、当初押さえていた「はやぶさ」は40号で、新函館北斗16:20発→大宮20:06着というのがその時刻でした。が、2月13日の地震の影響で暫定ダイヤになり、北海道新幹線は新函館北斗~新青森の往復に。新青森での乗り換えが必須、しかも福島県内などでは減速運転とのことで、スピード感がない帰途となりました。
新函館北斗16:20発は変わらないものの、変更後は新青森17:20着-44発、大宮21:38着ということで、何と90分のビハインド。新青森駅でのお楽しみが増える、新幹線に長時間乗れるという点ではいいものの、さすがに...でした。
かくして、新函館北斗での滞在時間は約30分。現段階では、新幹線で最新の駅の一つであり、最北の駅なので、じっくり見物、撮影することに。もともと人出が少ないこともあって、駅舎内部はどこも広く感じ、全体的に新装、美装な駅という印象を持ちました。





そんなこんなで、乗り込んだのは発車1分前。「はやぶさ540号」は、いい意味で閑散としていて、新青森までゆったり過ごすことができました。初めての北海道新幹線は、その区間を忠実に乗って降りての1時間。新青森で下車した時点で、全国の新幹線区間の完乗*2を果たしました。乗り換えプランになったことで、記念乗車のような形にできたのはよしとしたいところです。
以下は、室蘭本線の未乗区間(東室蘭~長万部)で印象に残った景観三選です。


