今泉を出た後は、いよいよ山間部に入ります。羽前椿を過ぎると標高が上がってくるのがわかり、手ノ子では米坂線内での最高地点(標高約360m)に。その先、高さが増すことはないものの、カーブが増え、トンネル区間も多くなります。小国から先、荒川に沿うようになると川を越える場面も加わり、車窓は多彩な感じに。車両先頭にいる間は、橋梁、トンネルなどが予め視界に入るので、前もってカメラを構えることができます。橋から見下ろす川については、おかげで撮りこぼしはなし。小国~越後金丸にある県境を過ぎた後は、標高も下がり、荒川の川幅も広がり、また違った光景を楽しめました。総じて眺めのいい路線・・・観光列車を定期的に走らせてもいいのでは?と思います。
越後大島を出ると荒川は北に反れ、田園風景がメインになります。やがて大きくカーブすると羽越本線と並び、終点の坂町へ。米坂線の列車はポイントを二つ通り、4番線に入りました。到着は12:25です。
次に乗るのは、12:38発の新潟行き。10分余りありましたが、駅前にあるデゴイチの動輪などを眺めていたら時間が経ってしまいました。乗り換え待ちの時間が30分もあれば、700mほどの場所に設置されているD51形735号機を見に行くことも可能でしたが、さすがに無理。ひとまず先を急ぐことにしました。
以下、米坂線の車窓、前面展望をご紹介します。