昨年10/31〜11/1の新潟の旅に続き、「ふるさと割」の旅行商品で富山へ。今度も、新幹線往復+1泊2日(1/16〜17)です。
富山へ新幹線・・・北陸新幹線の金沢開業により実現した旅ですが、開業から1年以内というのは自分としては早い方。1/16、往路で乗ったのは「はくたか553号」で、富山には10:25に着きました。鉄道で来るには遠い場所だった富山。その距離感ゆえの感慨というのもあった訳ですが、こうも早く着いてしまうと当地に来た実感がまず湧きません。加えて、新幹線ホームから見る限り、駅前の様子もすっかり変わってしまったため、「ここ富山?」と自問してしまう有様。富山地鉄の軌道線(路面電車)を見て、ようやく納得するのでした。
今回のプランは、隣の新高岡を目的地とするものだったため、富山で降りてしまうと途中下車(前途無効)になります。旅のメインは、富山市内になるであろうと考え、早々と手前で降り、時間を確保。1/16は、主に富山駅の周辺や市街地で過ごすことにし、おかげで満喫できました。新幹線効果と言えるでしょう。
市内観光となれば、足として重宝するのは市内電車。新幹線ホームから見ていたその路面電車に乗るべく、1日乗車券を買うことにしました。いくつか選択肢がありましたが、今回は「ぐるっとグルメぐりクーポン」に決定。「ます寿し」(1ピース)や富山銘菓と引き換えられるクーポン3枚と、軌道線の乗り放題がセットで1,000円。“うまい”企画だと思います。
新幹線改札をすぐ出たところに、その軌道線の電停、「富山駅」があります。北陸新幹線富山駅開業と同日、2015年3月14日にできた停留場です。これまでは、「富山駅前」(#2500)が、JR富山駅の最寄りでしたが、そこから新幹線高架下まで軌道を新設して、停留場も新たに整備。それが「富山駅」です。
ターミナル式の電停ができたことで、運行経路(→路線図)も変わり、これまで大学前〜富山駅前〜南富山駅前とワンウェイで走っていた電車は、富山駅を経由することでスイッチバックするような形に。2系統は、大学前〜富山駅〜電鉄富山駅・エスタ前(旧・富山駅前)〜南富山駅前というルートになり、通しで乗ると多少時間がかかるようになりました。
その辺りを見越して、この日はその富山駅から軌道線の旅へ。昼食をとった後でしたが、せっかくクーポンがあるので、ます寿し店のあるエリアへ向かうべく、大学前行きに乗車・・・という段で、その車両の前に環状線系統の車両が入線し、発車を阻んでしまいました。番線が限られているため、一つのホームで車両の縦列が生じるのです。これは驚きでした。何はともあれ、1日乗車券があるので、ここは素直に環状線に乗ることにし、先の電停で後から来る大学前行きに乗り換えることにしました。富山駅でのこの時の発車時刻(時刻表上)は、環状線が12:51、大学前行きが12:56でした。