当初予定では、天下茶屋から一気に和歌山市をめざすつもりだったのですが、早め早めに動いていたのが利いて、天下茶屋08:36発の空港急行に乗ることができました。次の停車駅は堺。何を隠そう、南海高野線の堺東、JRの堺市はずいぶんと昔に乗り降り済みだったにもかかわらず、この元祖「堺」は通ることはあっても、乗り降りはこれまでなし。ちょっとした時間ができたおかげで、ようやく堺駅の外に出ることができたのでした。
以前はこんな感じではなかったんでしょうけど、とにかく初めての堺駅はインパクト大。さすがは政令指定都市の看板駅、と感心させられたのでした。
スルッとKANSAIが阪堺電軌でも使えたのなら、このまま歩いて行って大小路へ、というのも有り得たんでしょうけど、使えないとなれば引き返すしかありません。駅前の案内板で、その軌道と小駅をただ確認するばかりです。と、阪堺電軌に寄り添うように寺社の数々が並んでいるのが目に付き、しばし釘付けになってしまうのでした。短時間かつ至って表面的ですが、歴史ある町ならではの一面を見る思いでした。
08:53発、特急サザンで終点へ。次の新たな乗降駅は再び和歌山県になります。