ぐんまワンデーパスが優れているのは、群馬県全域に加え、栃木県の一部も有効、というのがあります。その一つ、わたらせ渓谷鉄道の終点まで、つまり現・日光市に入れてしまうというのは特に快挙。長旅にはなりますが、嬉しい誤算でした。
その終点、間藤には12:12着。降りたのが一人なら、折り返しの12:45発に乗ったのもまた一人。この時間帯の間藤は、そんな状況でした。閑散としていた分、かつて足尾本山まで続いていたであろう線路跡や、採掘した残土を積み上げてできたとされる山々の脆い感じ(ところどころ土が露わ)など、駅周辺をじっくり観察でき、気が付けば出発時刻、という塩梅でした。
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ホームの隣には見晴台のようなものがあって、南方の空を見遣ればこの通りの夏の雲。これを見にはるばる間藤まで来た、と言ってもいいくらいの夏らしい美景でした。