近鉄短距離路線の旅を無事クリアしたので、あとは気ままに名古屋線、山田線の旅・・・と行きたいところですが、決まった時間に決まった区間に着く必要がこの後にあり、とりあえずその時間内での降り乗りに興じることにしました。
近鉄四日市を10:21に出る普通列車(津新町行き)でまずは塩浜へ。検修車庫があり、タイミングがよければ団体専用列車などが見られる駅です。あいにく珍しい車両は不在でしたが、隣接するJRの貨物駅に停まっているタンク車の長編成を近くで見ることができたのは収穫でした。10:26着−39発と、比較的ゆとりがあったので、東口〜踏切〜西口と時間をかけて歩き、いろいろと見たり撮ったり。踏切では、標準軌の幅(1435mm)というものを改めて認識しました。つい20分前は、この半分ほどのナローゲージ(762mm)を見ていたので、その広さをより実感できたという訳です。
次は、急行で白子へ。特急停車駅である以上は是が非でも、という強い気持ちでやって来ましたが、駅も駅周辺もいい意味で凡庸で、港のある方を歩けば、どこか懐かしい感じの風情があって、大いに和みました。白子は、10:53着−11:14発で、滞在時間は20分ほど。余裕があったので、白子漁港まで行って戻ってくるプランがまずありましたが、思いがけず「伊勢型紙*1資料館」というのがあるのを見つけてしまったため、それを優先。普段はお目にかかる機会がないので、実にありがたい偶然でした。漁港の方はまた今度、ということにして、次の急行に乗車。松阪行きでも、宇治山田行きでもありません。ズバリ、五十鈴川行きです。これまたありがたい設定でした。
*1:切り絵の心得がある方なら、ピンと来るでしょう。