初めて乗った渥美線は、なかなかの好印象。「菜の花」トレインに乗ったのがよかったのかも知れませんが、黄色の吊り革など、車内に「華」がある上、乗客も十代中心で活気があり、晴れやかな気分で乗車できました。沿線風景も変化に富み、市街地、田園、住宅地、林野など、とにかく飽きることがありません。日曜の朝にしては、乗車人数がそれなりなのも「沿線力」の表れと言えるでしょう。市街地区間を過ぎたあたりから、少しずつ減りはしましたが、終点の三河田原で降りる人は決して少なくなかったので、沿線住民に支えられている鉄道であることは確か。三河田原駅が新装*1され、堂々たる駅舎になっているのは、その証しと言っていいでしょう。

新豊橋〜三河田原の営業キロは、18km。8:15に出て、8:50に着く距離です。次はひたすら来た道を戻るばかりですが、9:02発に乗ってしまってはもったいないので、新しい駅舎をじっくり見学し、駅周辺の寺社(城宝寺、慶雲寺など)を少しは見て廻り…ということで9:17発に乗ることにしました。
新しい駅舎には、交流・展示などのスペースがあります。「三河田原駅と渥美線の90年」と題する写真展示が出ていたのは幸運でした。おかげでしっかり見入ってしまい、寺社巡りの方は駆け足に。駅に戻ってくる際もあわただしく、9:17発、ギリギリでした。この時のカラフルトレインは、「菖蒲」。そんな状況だったので、三河田原では上手に撮れませんでした。
*1:2013年10月27日に新駅舎に。4代目の駅舎だそうです。