栄生から乗ったのは吉良吉田行きの準急だったので、知多半島方面に向かうには、途中で乗り換えなければいけません。乗り換えるなら、名鉄名古屋、金山、神宮前のいずれかということになりますが、手前から乗る方が確実ということで、名鉄名古屋にしました。11:21に着き、5分後に出る内海行きの急行に乗り換えです。11:30発の特急に乗ってもよかったのですが、少しでも多くの駅を訪ねるには、前倒しが鉄則。かくして、初めての常滑線は急行で乗り込むことになりました。
仮に栄生で、11:12発の中部国際空港行き(準急)に乗れていれば、また違った展開も考えられましたが、大江での降り乗り(11:25着−37発)を足せたくらいの話で、この時にめざしていた太田川で過ごせる時間は同じ。急行の到着時刻は11:44で、次に乗る特急の発車時刻は11:47。つまり3分で、地上に出て、外観を撮り、再び階上へということになります。
リニューアルして、名鉄初の三層構造になったという太田川駅は、確かに堂々たるもので、本来ならもっと時間を長くとって、見たり撮ったりすべきでしたが、致し方ありません。加えて、太田川駅は、特典の「電撮カード」の対象駅ということで、窓口に立ち寄る時間も確保しなければいけませんでした。常滑線の列車が、三層のうちの二層部分、つまり二階ホームの発着だったので、何とか間に合った感じ。三階ホームだったら、乗り損なっていたかも知れません。二層であれ三層であれ、長大な駅での短時間の降り乗りは、このようにスリリングなのが常です。
↑ 11:47発の特急で、次は一気に中部国際空港へ