18きっぷは前日までだったので、この日はICカードを使っての移動。仙石線の蛇田から仙石東北ラインの快速で塩釜まで乗り、宮城県内で最後に残った未乗区間をめざします。その区間は東北本線の支線、利府線。東北本線の重複区間*1のうち、山側を走った通称「山線」が廃止されるところ、一部区間が存続・・・それが岩切~利府の4.2kmです。
仙石東北ラインの列車でそのまま岩切まで乗れば、岩切~利府を往復*2する形で完乗できた訳ですが、フリーきっぷがない時は他の交通手段を選択肢に加えやすくなるため、塩釜から宮城交通のバスで利府に向かうことにしました。
塩釜駅前を10:50に出て、利府駅前には11:09の到着。途中、渋滞区間があったもののきちんと定刻通りに着き、感服しました。当初の予定では利府を11:35に出る列車に乗ることにしていたため、駅周辺で過ごす時間はそれなりにあった訳ですが、駅に入るとすでに列車が待機していたので急展開になります。
事前の調べが行き届いていなかったのですが、この日は「大型商業施設へのお出かけに便利な臨時列車」の運転日。夏の臨時列車の一環で、土日祝に利府~岩切5往復分の臨時快速が設定されていて、その最初の快速が停まっていたのでした。
かくして11:12発の快速に急遽乗ることに。宮城県内の未乗区間クリアに向けた記念すべき一本は、あわただしい中での乗車となりました。
快速のため、中間駅の新利府は通過。普通列車だと6分なのに対し、この時の快速は4分で岩切に着きました。予定よりも早い動き方になったので、岩切11:16着-21発で仙台に行ける見込みが立った訳ですが、そう易々とは行かないのがこの手の旅。その仙台行き普通列車、5分ほど遅れているとのことで、着いてみれば(案の定)乗客多数という状態でした。利府線の列車も11:23発のところ仙台行きからの乗り換え待ちで5分遅れての発車。ここはゆっくり構え、その利府行き*3を見送り、仙台にはもともと予定していた11:46発で行くことにしました。岩切駅での滞在時間が長くなったのは、県内完乗の余韻に浸るためと考え、一旦改札の外へ。きっぷ運賃表を眺め、利府までの線を確認するなどしました。
次の仙台行き(仙石東北ライン快速)は、時刻表通り11:45着-46発でひと安心。仙台にも遅延なく着きました。