長者町から再び北上し、上総一ノ宮での乗り換えを経て八積へ。千葉~上総一ノ宮の範囲であれば早々に乗降済みであってもよさそうなところ、今回ようやくとなりました。

八積での滞在時間は16:55着-17:10発で15分ほど。当駅は千葉県唯一の村、長生村にあり、同村にあるただ一つの鉄道駅です。駅を降りたのが初めてなら、長生村に足を踏み入れたのも初めて。時間が限られる中、村に来た記念になるものが何かないかと見回すと、駅前に郵便局を見つけました。その名は長生郵便局。その名称が記録される訳ではないですが、ATMが稼働していたのでワンポイント記帳をすることにしました。ATMコーナーに入った時点で17時ちょうど。この日最後のATM利用となり、外に出たところでクローズとなりました。

郵便局の他は、駅周りにめぼしいものはなく、駅舎合築のコミュニティセンターも静かな状態だったので、残り時間は専ら駅構内で過ごしました。ホームは直線で、2面2線。跨線橋からの見晴らしは良好で、何はなくとも居心地のいい駅だと思いました。


駅名が八積なのは所在地の旧村名によるもの。八積を含む三つの村が合併して長生村になったのが1953年なのだそうで、今年は70周年の節目に当たります。節目ついでに駅名を「長生」に変更する手もありそうですが、そうした動きはない模様。仮に長生駅になった暁には、きっぷの類がちょっとした人気アイテムになることでしょう。
↓ 車内掲出の「路線ネットワーク」。ここに載っている外房線の駅(右下)のうち、9/2までは5駅が未乗降。八積駅をクリアしたところで残り一つと相成りました。
