全体の8割が起伏、最も急な勾配が50パーミル(しかも複数)という神戸電鉄。その50が続くのが湊川〜鈴蘭台の間(7.5km)です。往路でもその展望に目を見張っていましたが、復路はまたおさらいを兼ねて最後部に陣取ることにしました。そして鈴蘭台を出て5分ほど、その存在は知っていたものの実物を見たことのなかった菊水山駅(休止)を確認。撮影することができました。(後段の通り)
*JR飯田線で行われている秘境駅探訪ツアーのようなものがもしできれば、もっと活性化するのでは?と思ったりもしますが、どうでしょうね。(通勤路線である以上、設定困難か...)
鈴蘭台278m、鵯越134m、丸山95m、長田70mと徐々に標高も下がり、湊川(地上部は標高0m)に着けばもう地下です。つい何分か前は山岳鉄道さながらの絶景を楽しんでいたのが気付けば街中(かつ地中)。この変化の激しさは神戸電鉄ならでは!と言えます。
湊川はかつては神戸電鉄の終点だった駅ですが、もともと隣の新開地からの発着で占められているため、終点駅というのを意識することはまずなかったでしょう。神戸電鉄=第二種鉄道事業者、神戸高速鉄道=第三種鉄道事業者という設定上、湊川は二つの会社が共有する駅と考えることができるため、ここでは神戸電鉄の湊川駅で下車、神戸高速の湊川駅はホーム見物、という扱いにしていますが、2010年10月から神戸電鉄神戸高速線というのが設けられ、見かけ上は神戸電鉄単独の駅のようになっています。(他の神戸高速鉄道の駅の扱いも同じような状態になっているため、どう直すかが悩ましいのですが、阪急・阪神・神鉄の各「神戸高速線」は、あくまで神戸高速鉄道の駅とし、従って新開地や高速神戸は高速の駅として1つ*1、とすることにしました。同社のホームページにはそれとわかる路線図が出ています。)
↓ 菊水山駅