乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3009 上有住(2015.08.30)

新花巻を10:09に出て、普通列車でひたすら東へ。ただし、終点の釜石までは行かず、途中の上有住(11:27着)で降り、今回はここで折り返します。12:00発の「SL銀河」に乗るためです。

快速「はまゆり」は通過する駅ですが、SLは停車するのが上有住普通列車で来た場合は、ほどよい感じで上有住駅周辺を探訪でき、SLで引き返せるという訳です。ここは、山間の無人駅。霧がかかった山並みが美しく、空気も澄んでいて、それだけでも長居する価値のある駅ですが、少し歩くと「滝観洞」という観光名所があるので、時間が許せば、長々と過ごすことができます。あいにく30分ほどでは、その鍾乳洞と洞内の滝などを見て回るのは不可能。洞の入口まで行って駅に戻り、SLの到着を待つことにしました。

「SL銀河」の到着時刻は11:55ですが、少し早めにやって来ました。ホームの奥のトンネルから出たところで、実にいい音で汽笛が鳴り、山々にその音が吸収されるような余韻とともにゆっくりと到着。小雨の降る中を白煙を上げて近づいてくるSL「C58 239」は、実に圧巻でした。

列車が着くと、5分間の停車時間を活かすべく、乗客が大勢降りてきて撮影会状態に。汽笛が届く前は、雨の音しかなかった駅は、一転して賑やかな感じになりました。上有住から乗ったのは、おそらく当人一名のみでしたが、そんな撮影者の方々と一緒に乗り込むと、一人も二人もありません。あわただしさが残る中での出発となりました。




↓ 上有住駅のエスペラント語愛称は、「洞窟」を意味する「Kaverno(カヴェルノ)」

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