8月29日が山田線、田沢湖線なら、30日は釜石線がテーマ。北東北のJRの路線で、一区間も乗ったことがなかったのが釜石線・・・満を持しての初乗車です。
盛岡から、快速「はまゆり1号」*1に乗ると、直通で釜石線に入るため、初めて乗ったという感慨は薄め。花巻の次、似内駅を通過する際、駅のエスペラント語愛称*2にちなんだデザインの駅名標を見て、ようやく釜石線(銀河ドリームライン)に入った実感を得たというのが正直なところです。
快速にそのまま乗って行くと、終点の釜石には10:48に着きます。この日は、釜石発・花巻行きの「SL銀河」の運転日で、その発車時刻は10:55。釜石線全線を往復する上では、「はまゆり」→「SL銀河」という設定は好都合なのですが、少々あわただしい感があるので、快速は早々に降り、釜石線の完乗も見送ることにしました。
降りたのは、新花巻。ここで次の普通列車が来るまで、ゆっくり過ごすことにしました。9:19着−10:09発なので、滞在時間は40分。釜石線と新幹線の駅舎は完全に別で、改札も分かれていること、新幹線の駅舎に出るには、地下通路を通って行く必要があること、地下通路の壁や天井は、新花巻駅のエスペラント語愛称「Stelaro(ステラーロ)」=「星座」にちなんだデザインで、実に美しいこと...現地に来てわかることがいろいろとあり、有意義でした。駅前には、「新花巻駅設置物がたり」なる立派な碑があります。その事細かに記された経緯は、なかなか読み応えがあり、特に「全国初の全額地元負担の駅」とのくだりには、すっかり感服。悲願の駅だったことを知り、改めてあちこち見たり撮ったり。40分というのは、長いようで短い感じでした。