今回の旅で最も余裕のない乗り換えというのがありました。それをクリアできれば、あとはどうにでも(時間的に余裕)、逆に失敗するとそこで30分待ちという、なかなかスリリングな設定です。その乗り換えは、南大阪線と道明寺線が接続する道明寺駅でのこと。ダイヤ上は、9:42着−44発なので、決してギリギリではないのですが、道明寺線が「スルッとKANSAI」非対応ということで、あわただしい事態になりました。
地下通路を通り、2dayチケットを通して改札を出て、きっぷを買って入り直し、また地下通路を進み、というプロセスを2分間でしないといけません。ひたすら駆け足でこなし、道明寺線ホームに着いた時には、すでに発車態勢。待機してもらったようで、何とか乗り込むことができました。これを逃すと、次は10:14発。本当に助かりました。
道明寺駅は過去に来たことがありますが、道明寺線は初めて。終点の柏原まで乗れればよかったのですが、近鉄大阪線へのショートカットをめざす上では、道明寺線の中間駅にあたる柏原南口が近道だったので、今回はそこで下車しました。
↑ この時は、高校生の一団が多数降車(安堂駅近くの「リビエールホール」まで行進状態)
↓ 柏原南口駅のきっぷ回収箱と、投函する前のきっぷ。磁気式「スルッとKANSAI」の残額があったので、それで購入。「スルッと」と印字されているのはご愛嬌。
柏原南口駅は、大和川の畔の小駅。川の眺めなど、展望はよく、大阪線の安堂駅へのアクセスもまずまず。大和川を見ながら、国道25号の歩道を東に進み、途中の安堂交差点で、川から離れれば、JR関西本線の上に出ます。線路を越えるその道路は、安堂駅の橋上改札に通じる陸橋とつながっていて、歩行者にとってはなかなか便利な形態。おかげで、思ったよりも早く駅に着きました。