この日のメインテーマである飯田線*1の乗車は、岡谷からの直通列車(天竜峡行き)に乗らないことには始まりません。岡谷での乗り換えは、予定では12:24着→29発だったのですが、一つ手前の下諏訪でなぜか発車が数分遅れ、その遅れをキープしたまま岡谷に着いたため、全くゆとりのない乗り換えに。弁当を買うも何もなく、急いで天竜峡行きに乗りました。乗り換え客が少なくなかったため、定刻ではさすがに発車できず、実際には12:31発でした。(この遅れ、やはり後々に響くことになります。)
岡谷〜辰野は、中央本線。辰野から豊橋までの実に約196km(全94駅)を結ぶ長大路線が飯田線になります。岡谷からの列車は、諏訪湖に端を発する天竜川に沿って、ひたすら南下。終点の天竜峡駅まで、天竜川とつかず離れずで走ります。「天竜川下り列車」といった趣です。
そんな川沿いの光景は、正に風光明媚。専ら進行方向左の車窓を楽しみましたが、川によってできた平野部は広く、奥行きがあります。山並みまでは距離があり、視界を遮るものもないため、空も広々。雲の感じがまた夏らしく、爽快でした。全線電化につき、列車(電車)の走りも軽快。それでいて駅間が短いので、総じてスローな感じ・・・長時間の乗車でしたが、全く苦になりませんでした。
天竜峡行き普通列車は、途中に数分間停車といった駅はなく、強いて言えば飯田の14:40着−43発くらい。3分あれば、いつもの「降りて乗って」は不可能ではないのですが、岡谷からの遅延がなかなか詰められず、飯田到着は14:41と厳しい状況でした。幸い、着いたホームに駅舎と改札があったため、何とか叶った次第。毎度のようにあわただしい降り乗りでした。
↓ 飯田に着くまでの車窓で特によかった2枚(大田切駅に着く手前の「太田切川」/伊那大島と山吹の間の眺め…雲、山並み、田畑)