飯田線を南下している際、車窓で気になっていたものがありました。高さのある積乱雲です。
遠くから見ている分には情景的にいいものの、その下に行くとどういうことになるか... 飯田駅を出てしばらくすると、その事態が待っていました。
山間部に入って行くに従い、天候も怪しい雰囲気に。駄科駅(15時発)ではすでに雨模様になり、列車終点の天竜峡駅では完全な豪雨。15:09着で、乗り換えの豊橋行きは15:11発でしたが、その2分間であわよくば駅の外に出て戻って、といったプランは勿論立ち消えに。同一ホームでの乗り換えだったものの、できるだけ濡れないよう、急いで乗り込みました。
窓を叩く雨粒を眺め、雨の残る窓越しに天竜川の景観を撮り、徐々に駅間が長くなる中を進むと、門島駅辺りで青空が見え始め、雨は終わり。曇り時々晴れといった空のもと、列車による川下りを楽しむことができました。
いわゆる「秘境駅」をいくつか通り、県境を越え、二つの長いトンネルを経て、豊橋行き列車はようやく数分間の停車時間がある駅に到着。中部天竜です。

時刻表では、16:28着−31発なので、決して長い時間ではなかったのですが、ここでもまた少々の遅延が発生(実際は16:35発)。おかげで少しばかりゆっくり過ごすことができました。
↓ 中部天竜に着くまでの2枚(土砂降りの天竜峡駅/為栗と平岡の間の眺め…天竜川と羽衣崎橋など)

