蒲郡線の往路では、西浦で停車時間中の下車をしましたが、復路でも同様の下車が可能な駅がありました。吉良吉田の一つ手前、三河鳥羽です。
下車と言っても、改札も駅舎もない駅なので、運転士さんに2DAYフリーきっぷを提示してホームに出れば、それでとりあえず下車。駅の外に出た感覚はあまりないですが、一応“降り乗り”とし、蒲郡行きの列車が入ってきたところで切り上げました。停車時間は、13:02着−05発の3分間。終点の吉良吉田到着は13:09でした。往路よりも2分早かったことになります。
吉良吉田から先は、再び西尾線で戻る手もありましたが、未乗区間を優先する手前、ここからはバスで西へ向かうことに決めていました。乗るのは「ふれんどバス」(名鉄バス東部)。名鉄三河線の廃止区間(吉良吉田〜碧南)の代替交通と言えるもので、本数は列車ほど多くはないですが、時間が合えば便利なバスです。次の発車時刻は13:28。吉良吉田では20分ほど過ごせます。
蒲郡へ向かう際の往路では乗換用改札を通っただけでしたが、吉良吉田に戻った後は、この改札を経由した上で、出入口用の改札へ。晴れて駅の外に出ました。名の知れた駅ですが、思いがけず小ぶりな駅舎で、駅周りも特段目立つものはなし。かつて碧南まで続いていた三河線の線路(200mほど)と、使われなくなった踏切が残る道路があり、バスが来るまでの間、その辺りを行き来して過ごしました。これら廃線の名残こそ、当地の見どころの一つと言えそうです。
↑ 踏切道から蒲郡線ホームを撮影
↓ 三河線の線路(廃線)