「近江鉄道ミュージアム」の「愛される駅舎」コーナーでも紹介されていた新八日市駅。8月5日の近江鉄道の旅では横目に見ただけで訪れる機会はありませんでしたが、今回は時間を確保し見物、撮影することができました。
新八日市は、隣の八日市から営業キロで0.6km、線路に沿うように歩いても最短で0.7kmほどということで、楽にアクセスできます。八日市駅を12:30頃に出て、両駅の中間付近の踏切を渡り、そこで進路を多少間違えるも5~6分で新八日市駅に到着。次の近江八幡行きは12:42発なので、駅で過ごす時間はそこそこあります。
パネル展示の解説には、「1922年(大正11年)に建築され、現在も使われている木造の駅舎は、当時の面影をそのまま残し、地域のシンボルとして古くから親しまれています。このレトロな木造駅舎は大正ロマンを感じさせる歴史的建造物となっています。」とあります。開業年は1913年なので、初代駅舎は10年持たず、改築後の駅舎が長らく現役を続けていることになります。外観もさることながら、その長い歳月は内部、特に天井や柱の風合いや色味から実感し、木製の改札(ラッチ)、ベンチには歴史とともに郷愁のようなものも感じた次第。タイムスリップした感覚を味わえるという点でも名駅舎だと思います。
構内踏切を渡り、列車を待つ間に改めて駅舎全体を撮影。近江鉄道の動向も気になるところですが、駅舎についてももちろん関心は大・・・ずっと存続してほしいものです。