雀田から分岐する小野田線の本山支線は、2.3kmの短小区間。2020年3月のダイヤ改正で支線を走る本数がさらに減ったことで、すっかり稀有な存在になってしまいました。今後はどうなるかわからない面もあり、乗れるうちに乗っておこうとなるのは愛好家ならなおのこと。夕方のこの一本のために行程を組むという人もきっと多いことでしょう。
雀田を18:12に出て、終点の長門本山には18:17の到着。途中の浜河内駅で女性客が一人降りたほかは全員そのままで、おそらく長門本山が最終目的地という乗客もゼロ・・・折り返しの18:37発で戻るパターンで、これが主流なのだと思います。


駅周辺の灯りは乏しく、明るいのは駅そのものと黄色い電車程度。あいにくと雨も降り続いていて、遠くへ行く訳にもいきません。時間はたっぷり20分あります。自ずと駅や車両の撮影に専念することになり、ひととおり済んだ人から車内に移るといった具合で、団体ツアーのような趣でした。



長門本山発の最終列車は、雀田ではなく宇部新川行き。同乗の人数は当方二人を除き10人で、大方は単独での移動と見受けました。「どこでもドアきっぷ」を使って本山支線を往復する二人組というのもまた希少だった?と思われます。
次は宇部新川をめざしていたので、そのまま乗っていればいいものと思っていたら、雀田18:42着-19:20発とのこと。先に小野田18:33発*1の小野田線・宇部線の列車が先に来るというので、そちらで宇部新川に向かいました。この時の車両は、クモハ123-3でした。