乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3968 美濃赤坂(2024.3.24)

大阪から乗った新快速で米原まで行き、11:53着-12:00発の乗り換えで大垣へ。18きっぷで移動している手前、本来なら決まった時間に動かなくても良さそうなところ、今回はこの乗り換えがマストでした。東海道本線の支線である美濃赤坂線に乗るためです。

日中時間帯は本数が限られ、土曜・休日の大垣発は10:38、12:52、15:53、16:40といった具合。大垣着は12:34で、お昼の一本に間に合うにはこれしかなかったという訳です。

過去に何度か行程を考えては見送っていたのが美濃赤坂線(大垣~美濃赤坂)の乗車。中間駅の荒尾での降り乗りが残ってしまいますが、未乗区間をクリアするのがこの日のテーマなので、終点まで行って戻る単純往復で臨みました。

支線と言っても荒尾に至る途中までは本線内を走るので、実質的な未乗分はその分岐点から美濃赤坂までの1.9kmでした。とりあえず分岐した先からはより注力して沿線風景や荒尾駅などを見たり撮ったり。気が付けばもう終点といった感じでした。

美濃赤坂駅構内。旅客用ホームは1面1線ですが、その横(東側)には貨物列車が使う線路が何本もあります。

美濃赤坂には12:59着。乗車時間としてはあっさりしたものでしたが、終点に近づくと貨物駅ならではの構内の広さに目を見張り、東側で分かれてさらに北に進む西濃鉄道の線路を目で追い...終盤に見るべきものが多い線区という印象です。旅客用としては1面1線とシンプルながら、駅全体で見ればスケールは大きく、折り返し(13:12発)の発車時間までの10分程度ではその全体を見て廻るのは困難。昔ながらの駅舎をしかと堪能し、駅前を少々散策し・・・そんな過ごし方になりました。

美濃赤坂線はこの終端部(駅北側)まで
当駅の開業は1919年。駅舎は開業当時からということなので2024年で105歳。
駅名看板もこの通り。さすがに開業時からのままではないと思いますが、十分に歴史を感じます。
美濃赤坂駅外観
普通運賃表と「美濃赤坂線時刻表」。全列車が大垣行きで、本数は平日19本、土曜・休日18本です。

赤坂は中山道の宿場町なので、本陣跡をはじめ少なからず観光要素があります。当駅周辺のほか、隣の荒尾駅西濃鉄道の線路や駅、さらには養老鉄道(北大垣~東赤坂)も含めた形で赤坂エリアを改めて訪ねたいものだと思いました。

美濃赤坂駅前にある「赤坂・青墓地域観光マップ」。赤坂宿、赤坂本陣公園、赤坂港跡など、いずれも駅から徒歩圏です。
大垣行き普通列車美濃赤坂13:12発)

alphapolis ranking banner 《鉄道系短編小説「二人のPartiton」用》 alphapolis ranking banner 《鉄道系短編小説「海線丘線」用》 鉄道コム