乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3884 筑豊直方(2023.11.5)

直方駅東口周辺では「車寄せフェスタ2023」や、石炭記念館の出張展示があり、さらに明治町商店街、古町商店街など、商店街単位でセールや催事が展開。時間的余裕は少なからずありましたが、次はまた無料デーに乗じて北九州市に戻る行程が控えていたので、その電車の時刻に合わせて動く必要がありました。

北九州市内を一部でも経由する交通機関が無料ということで、市外からの乗車でもフリーだった一つが筑豊電気鉄道筑豊直方黒崎駅前は大人片道440円なので、これが無料となればありがたいことこの上ありません。

という訳でその黒崎駅前行きに乗るべく、商店街エリアを後に。直方駅から筑豊直方駅までは実は何となく離れていて、最短の徒歩ルートだと約750m。幾分ペースアップして、15:50発に間に合う形になりました。

筑豊電鉄の路線(筑豊電気鉄道線)は今回が初。ただし、西鉄北九州線が廃止になる前、1990年11月に小倉駅前~黒崎駅前は乗車したため、筑豊電鉄の駅でもあった黒崎駅前については一応乗降記録上はカウント済みとしていました。

そんな訳で今度は筑豊電気鉄道線の起点・終点から黒崎駅前をめざすことに。無料デーのおかげでまたとない機会を得た格好です。

鉄道敷設の免許を受けては失効という経緯を持つ直方から西の鉄道計画。ルート案はその都度異なるものでしたが、博多方面をめざしていた点では同じで、その計画の名残とも言えるのが道路を境に断面状になっている箱型の駅舎・・・線路が道路を跨いでいればまた違った外観になっていたところ、その終端部が見事なまでに途切れていて、一驚というか一興というか。とにかく印象的な形状になっているのでした。

筑豊直方駅外観
筑豊直方駅終端部
駅出入口は終端部の下。高架駅の場合、ホーム中央部の1階に改札や出入口があり、その前にロータリーといったパターンが言わば定番な訳ですが、当駅はまるで当てはまらず...

その途切れた下にある出入口から階段を上がると乗降場(ホーム2面)という構造もまた特徴的。高架のホームを路面電車タイプの車両が発着するのも当駅の見どころの一つと言えるでしょう。

筑豊直方駅発、日中時間帯の列車は平日と土曜が2本程度、日祝は3本。11/11にこれが改正され、同時間帯は平日と土曜も20分間隔に。
筑豊直方駅ホーム。2面2線ですが、発着で使われるのは屋根がある北側ではなく、屋根なしの南側が専らなのだとか。
筑豊直方駅北東側の眺め。線路は直線で進み、遠賀川を越えます。奥の山並みは金剛山
筑豊直方15:50発、黒崎駅前行き。3000形3003号「赤電」塗装でした。

同じ路面電車でも岡山電気軌道の「運賃無料DAY」の時と違って、比較的穏やかな状態で筑豊直方を発車。この時点では定刻通りでした。このくらいの混み様であれば、途中駅での降り乗りも容易だろう...乗ってからしばらくの間はそんなことを考えていた次第。ところが乗車して5分後にはこれが覆されてしまうのでした。

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