天理線の往復を終え、平端には15:31着。京都方面の乗り換えは、往路と同じくあわただしいもので15:34発の急行が一応案内されていました。特に急ぐ必要はなかったので、その急行は見送ることにして、次の普通列車(15:47発の大和西大寺行き)を選択。平端で少しゆっくりしようという話です。
当駅は天理線の2面2線、橿原線の2面4線から成り、各ホームは地下道で連絡。天理線ホームと橿原線ホームは並列ではなく角度があるため、両線ホームの連絡部は少し距離があります。天理に向かう際はそこを早足で通った訳ですが、今度は悠々。駅舎と改札口は地下道を西に進んだ先にあり、余裕を以って駅の外に出ました。
駅前には周辺案内図があり、そのタイトルを見るとなぜか「安堵町観光マップ」。平端駅があるのは大和郡山市ですが、その隣町のマップがメインに据えられていることになります。そのマップで目を惹いたのは、駅の西からJRの法隆寺駅に向けて延びる天理軽便鉄道跡。1952年に廃止された時の路線は近鉄法隆寺線(平端~近畿日本法隆寺)だったそうで、次に当地に来ることがあればその跡を辿ってみたいものだと思いました。
平端からはひとまず大和西大寺へ。この間に未乗降の駅はいくつかありましたが、雲行きが怪しい感じだったので先を急ぐことにしました。