横河原から路線バス「新居浜特急線」に乗ること約1時間。時刻通りとは行きませんでしたが、伊予西条駅の北口「西条駅前」に着きました。ここまで来れば高松方面の普通列車は1時間に1本程度になるので、乗り損なうと一大事ということはなくなります。
乗る予定にしていたのは当駅始発の高松行き(12:38発)。2時間ほどあったので、主に四国鉄道文化館の見学時間に充てました。時間的にはちょうどいい感じでしたが、隣接の十河信二記念館を見る時間は十分に確保できず。同館と四国鉄道文化館(北館・南館)、それに観光交流センターから成る「鉄道歴史パーク in SAIJO」全体を見て廻るなら3時間は見た方がいいことが今回わかりました。
ともかく東に進まないといけないので、予定通りに乗車。この日は岡山をめざしていたので終点までは乗りませんが、時刻表によれば高松着は何と15:33・・・3時間近く*1というのはなかなかだと思います。
なぜそこまで時間がかかるのかという理由はすぐにわかりました。行き違いや通過待ちなどで数分間から10分前後停車する駅が思いがけず多く、調べ直してわかったのが観音寺までだけで少なくとも4駅あり、次の中萩、その次の新居浜、さらに次も...だったのです。
こうなるとできる限り降りて乗ってを試みたいもの。中萩は12:44着-47発、新居浜は12:51着-13:01発で、両駅とも降車ホーム=出入口直結だったため、難なく駅の外観などを見物、撮影できました。
愛媛県新居浜市に足を踏み入れたのは今回が初めて。その記念すべき一歩が市の中心駅の新居浜ではなく、西隣の中萩だったというのは乗り降り旅ならではのポイントと言えそうです。
新居浜市にある駅は、中萩、新居浜、多喜浜の三つ。多喜浜も13:04着-07発と3分間ありましたが、駅舎が跨線橋を渡った先で距離もあったため、断念しました。叶いそうで叶わなかった新居浜市内全駅クリア。そう易々と行かないのもまた乗り降り旅の醍醐味なのだと思います。