名鉄の現役路線で最も歴史のある区間が、弥富〜津島間*1。今はこの区間に5つの駅があり、その真中に当たるのが佐屋です。津島から弥富に向かう途中で一度通っているので、その時に駅の大まかな感じは把握した訳ですが、正直驚きました。特急が発着する駅ということで、一定規模の駅であることをかねてから想像していたので、駅のローカル観に加え、駅周辺の閑散とした感じに驚くしかなかったのです。
弥富で折り返して、再び佐屋へ。駅の外に出てみると、やはり疎らな印象は否めず、寒さが沁みるといったところ。ただ、古くに鉄道が通ったということは、そこに何らかの歴史や営みがあったからで、特急が入ってくるというのも、相応の理由あってのことなのだと思います。
尾西線の運行系統が3つに分かれている一方で、津島線(津島〜須ヶ口)の方は、「・・・佐屋〜津島〜須ヶ口〜名鉄名古屋・・・」と、路線の前と後とを直通する運行系統が主体。弥富〜津島〜須ヶ口で、津島線としてもよさそうな感じですが、そうなっていないのは、尾西鉄道→尾西線との軌跡・歴史をとどめておくためでしょう。