「どこでもドアきっぷ」の旅のテーマの一つとして、できるだけ遠くへというのがありました。東京を起点に列車で行ける遠方の旅先となると、九州では指宿枕崎線や日南線ということになるでしょう。今回は、「九州の小京都」と呼ばれる飫肥を目的地に定め、2日目に到達。遠路はるばる…という感慨はありました。
飫肥到着は、17:51。東日本と比べれば日が沈むのが遅いとは言え、さすがに暗くなってきて、辛うじて夕照が残る中で列車とホームを撮ることができました。
油津同様、構内踏切を渡った先に改札、駅舎がありますが、同じく遮断機がないタイプにつき、渡るタイミングに少々悩むことに。どうやらしばらく停まっているようなので、注意しつつ構図を変えて撮らせてもらいました。そのうち、行き違いの油津行きが姿を見せ、宮崎行きも発車。時刻を見ると17:54発でした。
城下町として栄えた飫肥の玄関口にあたる駅なので、城や町並みをイメージしたデザインや仕掛けが随所に見られます。壁面や屋根のほか、きっぷの回収箱、券売機もお城風。なかなかの趣向だと思いました。
暗い中では撮影に不向きなので、翌日改めて撮ることにしました。改めて見ると、駅舎はしっかりとした造りで、武家屋敷の趣があります。現駅舎は年数が浅いためか、名駅舎と呼ぶには至っていないようですが、いずれは風格も増すことでしょう。
以下は、11月22日の日南線の風景(二例)です。