温泉で1泊した次の日は、黒部市内で使えるフリーきっぷ「くろワンきっぷ」で富山地鉄沿線を周遊。ワンコイン(500円)で、宇奈月温泉~電鉄石田のほか、黒部市内のバス(2系統)も乗り放題というありがたい乗車券で、11/23は秋期利用期間の最終日でした。「どこでもきっぷ」の次は「くろワンきっぷ」。なかなか絶妙な旅程だったと思います。
雨が降ったり止んだりの中でしたが、宇奈月温泉駅周辺を散策しつつ、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅を見物したり、黒部川電気記念館を見学したりして過ごし、11:36発の電鉄富山行きで宇奈月温泉を後に。この先は帰りの新幹線の時刻までゆったりできます。黒部エリアでは富山地鉄の本数が少なめなので、予め降り乗りの計画は立てていましたが、いつものような行きつ戻りつはそれほど考えず、下車した先での展開に応じて変えられる緩やかなものでした。
「くろワンきっぷ」を提示すれば入館無料になるという黒部市歴史民俗資料館(→参考)をまずは訪ねることにし、その最寄駅の下立へ。同館は道の駅「うなづき」内にあり、そこには宇奈月麦酒館などもあるため、お昼にかけて過ごす場所としてはちょうどよかったというのも理由の一つです。
下立には11:47に到着。一面一線の小駅ですが、道の駅へのアクセス駅のためか客の乗降は少なからずありました。
黒部エリアの富山地鉄の路線の前身となる黒部鉄道の当初開業区間が、三日市*1~下立とのことで、当駅の歴史は古く1922年11月の開業。かつては終点だったというのは今の様子からは窺い知れないものの、その佇まいには黒部鉄道時代からの歴史がどこかしら感じられると思います。
道の駅「うなづき」の各施設などに2時間ほど滞在し、下立を出たのは14:06。次は新黒部の先をめざします。